A misunderstanding man
カイルは今日も朝の会議をサボった。おそらく寝坊したか支度に手間取ったのだろう。
苛立ったような顔をしながら、しかしザハークは内心ワクワクしながら考えていた。さて、今日はどんなふうに叱ってやろう、と。ちなみにザハークの辞書では、「叱る」と「愛でる」はほぼ同義語である。
あぁでもないこうでもないと思案していたザハークは、小さく聞こえた足音にピクリと反応した。あの軽やかな足音は、カイルのものだ、間違いない。
自信満々でザハークが待っていると、どんどん近付いて来た足音がピタッととまり、そして詰め所の扉が開いた。
「すいませんー、遅れましたー」
ザハークの予想通りカイルが、悪びれた様子など全くなく部屋に入ってきた。ザハークはそんなカイルの姿を、いつものようにざっと眺める。
眩いばかりの金髪、澄んだ青い瞳、すらりとした体躯、おだんごの形、飾りタスキのなびき方、刀を下げるベルトの角度、朱のライン、立ち方、覗く並びのいい白い歯・・・
相変わらずどこをとっても申し分ない、心の中で一人ごちてザハークは満足そうに僅かに頷いた。
そして、さて立ち上がってさっきまで考えていた叱咤の言葉をカイルに掛けよう、とザハークはしたのだが、一瞬遅かった。
「フェリド様、おはようございますー!」
カイルはフェリドに向かってにっこり笑い掛けた。
まぁ上司だから一番に言葉を掛けるのは当然だろうな、とザハークは自分を納得させる。
「ちっとも早くないだろう!」
「だからー、みなさんお早いですねー、の、おはようございます、ですー!」
「なんだそれは・・・!」
カイルの言い分にフェリドは可笑しそうに笑う。
だがザハークだって、自分が表情が柔らかい人間だったら、微笑みたいところだった。カイルは、思考回路まで、可愛らしい。バカだなぁ、こ・い・つ!とカイルの頭をつつきたい気分に襲われたことが一度や二度ではないザハークだ。
カイルはフェリドと一言二言交わし、それから詰め所の中をぐるっと見渡した。ちなみに今ここには、フェリドのほかにはアレニアとミアキスがいる。
カイルが次に声を掛けるのは自分だろう、そうザハークは何故か思い込んだのだが。
「ミアキス殿たちも、おはようー」
カイルは主にミアキスに笑顔を向けて言った。
ザハークはその他の人扱いされたわけだが・・・そんなことにはちっとも気付かないザハークだ。
たち、とはアレニアのことだろう、一括りにされて可哀想に、と同情までした。自分はとっておきの一番最後に声を掛けられるのだ、そう思ったのだ。
だが勿論、本当は「とか」のザハークに、カイルが声を掛けるはずもない。ザハークのほうを見もしない。
それでも・・・ザハークは、逞しかった。
そうか意識し過ぎて逆に声を掛けられないのだな、そう解釈したのだ。
そして、それならば自分から掛けてやろう、妙に上から目線でそう思う。ザハークは席を立った。見上げるカイルもなかなか趣き深いが、やはりカイルは見下ろしてナンボだ。彼の上目遣いは、絶品である。
「・・・カイル殿、貴殿は昨日も遅刻をしたな」
「・・・ザハーク殿ー・・・」
ザハークが低い声で声を掛けると、カイルの体が僅かに揺れた。それは形容するなら、ギクリとかビクリ、なのだが。ザハークは、ドキッ☆、なのだと勝手に捉える。
「二日続けて遅刻とは、貴殿は一体女王騎士の職務をなんだと思っているのだ」
「あ、あは、まぁいいじゃないですかー」
ちょっと気まずそうにカイルは笑った。あぁまさか気に入らないから文句を言って虐めているのだとか勘違いしていないだろうな、ザハークはちょっと心配する。断じてそうではない、これは愛の鞭なのだ。
カイルならわかってくれるだろう、そう思いながらザハークは苦言を呈する。
そんな光景を見ながら、ミアキスが「また始まっちゃいましたぁ」などと言った。日常茶飯事扱いされて、ザハークの頭がまた都合のいいことを瞬時に考える。
会議に遅刻すればザハークの説教が待っている。そうわかっているのに、カイルはいつもいつも遅刻をする。ということはつまり・・・カイルは自分に説教されたいが為に毎日遅刻してくるのだ・・・! ザハークはそう思った。怒られたいとは、カイルはMなのか、私はSだからこんなところでも我々は相性がピッタリだな! そんなふうに曲解したものだから、ザハークの説教には自然と熱が入る。
それをカイルは、明らかに適当に聞き流しているのだが。やはりザハークはそんなことには気付かなかった。
「・・・あのー、本当にすいませんでしたー。明日からは気を付けますー」
「そうして頂きたい。しかしカイル殿、声が少し掠れているな。体調管理も職務の一環と心得られよ」
十分くらい説教をしただろうか、ザハークはそろそろ終わりにしようと思う。そして、気になっていたことを挙げて、気遣いを盛り込んだ。勿論、カイルがそれを気遣いだと受け取るわけないのだが。
「あー、えっと、別に風邪を引いてるわけじゃー・・・まぁ、気を付けます・・・」
カイルはもごもごと答えながら、頬をちょっとだけ赤くした。そのときのザハークの心境を漫画の技法で表現するなら、ベタフラッシュだった。
フェリドが、さては昨夜励み過ぎたな!?などと揶揄ったりしていたが、そんなやり取りはザハークの耳には少しも入らない。
自分の気遣いが嬉しくてカイルは頬を染めたに違いない、ザハークはそう思い込んでいた。
それにしても、頬を赤らめたカイルの、なんと愛らしいことか。これからは気遣いもふんだんに取り入れよう、ザハークは見当違いの決意をした。
「あ、そ、それよりですねー」
カイルは照れ隠しなのか・・・もちろんそんなわけはないのだが、ザハークはそうなのだと思った・・・話題を変える。
「ガレオン殿はどこ行っちゃったんですかー?」
首を傾げる仕草も、これまたとても愛らしい。ほぅと心の中で嘆息したおかげで、ザハークは反応が遅れ、カイルの問いにはフェリドが答えた。
「あぁ、昼からの兵の訓練の打ち合わせに行っている」
「そうなんですかー・・・昼から訓練かー」
言いながら、カイルの眉が不意にしかめられた。なんだかとても居心地悪そうな表情になる。どうかしたのだろうか、ザハークは早速気遣おうとした。だが、またもやフェリドに先を越される。
「どうした? 気持ち悪そうな顔して」
「はいー、なんか背中がムズムズして・・・たぶん髪が入っちゃったんだと思うんですけどー」
カイルは襟から手を差し込んでモゾモゾしているが、どうやら上手く取れないようだ。ザハークにも同じ経験はあり、それがどれだけ不快かよくわかる。まぁいっか、と放置出来るものではなかった。
・・・チャンスだ!とザハークは思う。私が取ってやろう、一言そう言えば、堂々とカイルの服に手を差し込むことが出来る。その(たぶん)なめらかでしっとりと指に吸い付く(に違いない)背中の肌に触れることが出来る。
「カイル殿、ここか?」
ザハークは差し込んだ指を、それを見付けるために、ゆっくりと動かす。
「あ、もうちょっと左ですー・・・」
「・・・ここだな」
「あ、そ、そうです・・・」
カイルの導くままに見付け、ザハークはそこで手をとめる。指を少し動かしただけで、伝わる感覚にカイルの体がビクリと揺れた。
「カイル殿・・・よいか?」
「・・・はい」
カイルは、もう耐えられない、と言いたげな視線をザハークに向ける。
「そのまま・・・っあ、ん」
「・・・あぁ、出てきたな」
ぶるりと、その余韻にカイルは身を振るわせた。
などと、ネタに出来そうなやり取りをすることも可能だろう。勿論、なんのネタかというと、ナニの、である。
・・・などと妄想していたザハークは、やっぱりフェリドに先を越された。
「よし、じゃあ俺が取ってやろう!」
先手を取られ、ザハークは密かに舌打ちをする。どうも妄想に行動が阻害されがちなザハークだ。
フェリドはカイルに近付く。その右手が、なんだかワキワキしているのはザハークの気のせいではないだろう。
このエロオヤジめ、とザハークは内心で罵った。ザハークにはフェリドのことを上司として尊敬する気持ちがある。だが、カイルに関しては、フェリドは全くもって油断出来ない相手だった。オヤジに相応しいカイルに対するセクハラとしか思えない言葉行動の数々、ザハークは常々苦々しく思っていた。
そして、今に関しては、カイルに触れる!と期待した直後だったのでなおさら。
閣下の手を煩わせるまでもありません、私が・・・とかいうセリフなら自然にフェリドに代われるだろうかとザハークは瞬時に考えを巡らせた。
そして口を開こうとしたより早く。
「えー、いいですよー」
カイル本人がフェリドを突っぱねた。
「フェリド様、どーせ変なところ触るでしょー?」
「いや、そんなことはせんぞー?」
「わー、嘘くさいー!」
毎度のごとく出遅れたザハークは、しかし願ってもない展開だと思う。オレ、ザハーク殿に取ってもらいますー、とカイルが言ってくれるのではないか、ザハークは期待した。
勿論、そんな展開あり得ないのだが。
「あ、ミアキス殿やアレニア殿が取ってくれるっていうんだったら、大歓迎ーだけど!」
ギリッとザハークは歯噛みした。小娘どもは引っ込んでろ!と心の中で毒づく。
「ですってぇ、アレニア殿ぉ?」
「そ、そのようなはしたない真似・・・!」
「ですってぇ、カイル殿ぉ!」
「ちぇー」
すげなく断られ、カイルは小さく口を突き出した。
あぁもう貴殿は仕草の一つ一つどれをとっても愛らしいな!ザハークにうっと込み上げてくるものがあった。
それに、ミアキスとアレニアがそんなこと断るのなんて誰にでもわかることで、カイルだって当然わかっていたことで・・・つまり、ワンクッション置いただけなのだろう自分に頼む前に、とザハークは解釈した。
カイルは当然、じゃあザハーク殿でもいいや、と仕方なくを装っておねだりしてくるだろう。ザハークはシミュレーションを開始した。
まず邪魔が入らぬよう、執務室を借りてそこに連れて行こう。一応、鍵もかけておくべきか。取り敢えず上着を脱がせて・・・飾りタスキも外させておこうか。そして、遂に忍び込ませるのだ。未だ触れたことのない、カイルのしなやかな背中に、指を這わせるのだ。このときの指遣いが、肝心になる。カイルに、「ザハーク殿・・・オレ、なんか変な気分になってきちゃいましたー・・・」と言わせるようにしなければならないのだ。あぁそれにしても、そのときカイルはどんな表情でその言葉を言うのだろうか。頬を僅かに上気させ、青い瞳を潤ませて遠慮がちに見上げてくるに違いない・・・!
さぁカイル殿、私はいつでも準備万端だ。それとも、私から声を掛けるのを待っているのか意外と純情なのだな!などとザハークが考えていると。
詰め所の扉が開き、同時にカイルがパッと顔を輝かせた。
「ガレオン殿、ナイスタイミングですー!」
カイルはパタパタとガレオンに駆け寄る。飾りタスキが嬉しそうに揺れているように見えるのは、気のせいに違いないとザハークは自分に言い聞かせた。
「背中に髪の毛入っちゃったんですよー、取ってくれませんかー?」
言いながらカイルはさっさと上着を脱ぐ。お堅いガレオンがうんと言うわけないだろう、ザハークはそう高を括ったのだが。
ガレオンは小さく溜め息をつきながら、カイルに歩み寄った。
カイルは三つ編みをひょいっと持ち上げる。そして晒された白いうなじに、ザハークの目は釘付けになった。そのザハークの視線をさえぎるように、ガレオンの手がカイルの首筋に掛かる。
カイルは流れから一応声を掛けただけだというのに図々しく勘違いするとは・・・この老いぼれが年甲斐もなく浮かれおってこのムッツリスケベめ!とザハークは思う存分心の中でガレオンを罵った。
そうしている間にも、ガレオンは手をカイルの背中へとゆっくり差し込む。しかもガレオンは、カイルのうしろからではなく正面から、背後に腕を回して手を襟の中へ入れているのだ。普通に考えればそのほうがやり易いからなのだが、さっきから冷静な判断力が完全に飛んでしまっているザハークはそうは思えない。
それはまるで抱きしめるような体勢だ。すぐ間近にカイルの顔が見下ろせ、ザハークだったら鼻先がカイルの前髪すれすれの位置にくる。体勢がちょっと崩れた振りをして、その柔らかそうな髪に鼻先をうずめ匂いを嗅ごうと思っていたザハークは、ギリギリと歯軋りしながら二人の様子をただ黙って見ていることしか出来なかった。
「ガレオン殿ー、くすぐったいですよー」
「む、済まぬ」
「まだですかー?」
「うむ・・・」
探す振りをして、そのすべすべの背中を撫で回しているに違いない。そう考えただけでザハークの血管がブチ切れそうになる。本当なら、その手触りを味わっていたのは自分だったはずなのに。
なかなか離れない二人を見て、ミアキスが「お熱いですねぇ」と言った。違うぞミアキス殿それは厚かましいと表現すべきなのだ、ザハークは内心でつっこみを入れる。
「・・・これであるな」
「あ、ありましたー?」
もう充分堪能したのか、やっとガレオンが本来の目的である髪の毛を引っ張り出した。
「ありがとーございます、スッキリしましたー」
ほっと一息つきながら、カイルは受け取った髪の毛を摘んで、ゴミ箱のほうに歩いていく。ザハークは目を光らせた。
あれはカイル本人の髪の毛、しかも肌に張り付いていたという経緯を持つものだ。あとで回収しておく必要があるな、ザハークは固く決意する。
だが。ゴミ箱に向かったカイルは、しかし途中で足をとめ、そして髪の毛を捨てず戻ってきた。
「これ、オレの髪の毛じゃないやー」
カイルは言いながら、髪の毛をひょいっと持ち上げる。
言われてみれば、それは眩いばかりのカイルの金糸とは確かに程遠い。ザハークは気付けなかった自分を叱った。
「ほら!」
カイルは髪の毛を、何故かガレオンの頭てっぺんの位置に持ち上げる。そうやって見ると、その髪の毛は色も長さもガレオンの髪とそっくりだった。つまりその髪の毛はガレオンの髪の毛ということで・・・何故そんなものがカイルの背中に・・・?
内心首を傾げるザハークだが、ミアキスはわかりきったように、呆れながら言った。
「もぉ、見せ付けないで下さいよぉ。反応に困りますぅ」
「あはっ、わざとじゃないんだけどねー!」
カイルは顔を綻ばせながら、チラチラとガレオンに視線を向け、嬉しそうに笑う。
ザハークにはちっともわからなかった。だから何故、カイルの背中にガレオンの髪の毛が入り込んでいたのだ。そこでザハークは、ハッとひらめいた。
つまりあのクソジジイは、どれ我輩が取ってやろう、という展開を狙って、自分で自分の髪をカイルの背中に仕込んだのだ。そうに違いない。
どうやって?という疑問とか都合の悪いことは気にしないことにするザハークだ。
確かにカイルは誰もが惹き付けられてしまうくらい魅力的である。だが、自分の年齢も省みず年甲斐もなく三十近く年下の青年に熱を上げるなど、言語道断片腹痛い痴れ者め!!
心の中では言いたい放題のザハークだ。
そのうち成敗してくれる!と密かに決意するザハークになど誰も構わず、他の女王騎士は雑談を始める。
「ははー、やっぱりカイルの寝坊の原因はおまえかぁ!」
「ついでに、声が掠れてる原因も、ですねぇ。でも、ちゃんと責任持って起こさなきゃ駄目ですよぉガレオン殿」
「・・・面目ない」
「やですよー、ガレオン殿が謝ることありませんー。もっと、ってねだったオレが悪いんですからー!」
「若さ、ってやつだな! ガレオン、律儀に付き合うと体が持たんぞ! ある程度の年齢いったら、男は技で勝負せんとな!!」
「は、それはどのような・・・」
「ちょっとフェリド様、変なこと吹き込まないで下さいよー!」
「いや、これはおまえの為でもあるのだぞ!」
「・・・・・・ところで、何故カイル殿はガレオン殿のせいで喉が掠れているのだ?」
「アレニア殿は奥手ですもんねぇ」
「なっ、わ、私にも何故カイル殿が寝坊したかくらいはわかる!」
「あらぁ、何故ですぅ?」
「そ、それは・・・ふ、二人で、よ、夜更かしをしていたからだろう」
「アレニア殿、顔が真っ赤ですよぉ」
「それで、夜更かしして、何をしてたんだ? もっと具体的に!」
「あ、フェリド様ー、それセクハラですよー?」
「ミアキスはよくて俺は駄目なのか?」
「人徳ですぅ」
「よくも自分で抜け抜けと!」
「あ、そうだガレオン殿、お昼からの訓練オレ見にいってもいいですかー? ちょうど時間空いてるんですよー」
「・・・構わぬが」
「訓練してるガレオン殿ってかっこよくって大好きでなんですよねー! 見ながらゆっくり骨休めならぬ腰休めしてますねー、今晩に備えて・・・なーんて!」
これだけの会話でも充分、ガレオンが一方的に熱を上げてカイルに迫っている、とかいうザハークの思い込みが見当違いだとわかろうものだが。何故かザハークは、自分の考えを疑いもしない。
「・・・カイル殿」
「え、オレですかー?」
取り敢えずザハークは、この下劣な輩どもからカイルを引き離すことにした。口実ならすでに考え済みである。
「昨日、貴殿が作っている資料を少し見せてもらったが、まるでなっていないな」
「えー、そうかな。それなりの出来だと思うんだけどー」
「それなり、では困るのだ。一度基本から教えなおしたほうがよさそうだな」
「いや、いいですよー、遠慮しますー」
プルプル首を振るその仕草も愛らしく、ザハークの荒んだ心が少し癒された。
「はは、いい機会じゃないか、教育し直してもらえ!」
「ちょっとフェリド様ー、余計なこと言わないで下さいよー」
カイルはフェリドを軽く睨み付けながら、ゆっくり立ち上がる。フェリドがああ言ったということは、つまり午前中のカイルの勤務がそれで決まりということなのだ。
閣下もたまにはいいことを言う、と感心しながらザハークは歩き出した。
「どこ行くんですかー?」
「黙ってついてくればいい」
「はぁーい」
まるでこれからデートするかのような会話だな、ザハークはフフフと内心笑いながら部屋を出る。カイルが出掛けに、「ガレオン殿ー、昼食は一緒に食べましょうねー!」とか言ったことも聞き流した。
ザハークは今、シミュレーションに忙しいのだ。教えると称して、一体何が出来るだろう、と。
勿論、真面目に指導するつもりもある。だが、フェリドではないがせっかくの機会だ、いろいろしなければ嘘だろう。カイルだって、期待しているはずだ。
ザハークの思い込みはとまらない。カイルへの不埒な思いも、とまらない。
誰もザハークがこんなこと考えてるなんて知らないだろう。だが、考えるだけでいつも行動に移せないザハークだ、特に問題はないかもしれない。
END
----------------------------------------------------------------------------
ザハークがキモイですねそうですね。こういう変態的な片思いの仕方、大好きです!
なんだか、ザハークは、カイルに横恋慕キャラ、としか見れないんですが。
この勘違いザハークは、幸せそうでよかったね、とか(笑)
|