◇風呂イベント◇


*ヒューゴ+ケンジ*

ケンジ
 「はっはっは、風呂に入りながら体操!
  最高だ!!」
ヒューゴ
 「・・湯船の中で体操はちょっと・・」
ケンジ
 「はっはっは、きみ!
  若者が湯船につかっていてどうする!!
  そんなんじゃあ、
  すぐに老け込んでしまうぞ!」
  ほら、体操!
  腕を大きく伸ばして、背伸びの運動!!
  ほらほらほら!!」
ヒューゴ
 「・・・・」
ケンジ
 「ほーら!ほら、ほら、ほら!!
  上体を前に曲げる!!
  深く曲げたら・・・
  手を腰にあて、上体を後ろに反らす!!」
ヒューゴ
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ケンジ
 「ああ、気持ちいいなあ!!!
  風呂に入りながら体操!!
  最高だ!!」
ヒューゴ
 「・・・おれ、先にあがるよ。」



◇劇場◇


ナディールコメント
「演技への取り組みはいたってまじめ。
 安定した演技は安定した興行収入を呼ぶ。」


演目

*帝国の愛*
決戦ネクロード
ロミオとジュリエット
ウィリアム・テル
マッチ売りの少女
オオカミ少年


(ヒューゴが演じられない役は適当な人に演じさせてます)



*帝国の愛◇
(バルバロッサ=レオ、黄金竜=ブライト)

バルバロッサ
 「これで、200年の長きにわたり
  栄華を誇った赤月帝国も最後。
  かつては、黄金の皇帝と呼ばれた
  このバルバロッサもまた、
  最後の時か・・・・・・・・・・」
 「きたか、テオの息子よ。
  名は確か・・・(I主の名)・マクドール。」

I主人公
 「バルバロッサ、
  わが(Iの軍の名)は、すでに
  このグレッグミンスターを包囲したぞ。」
フリック
 「そうだ!そうだ!」
ビクトール
 「アニキの言うとおりだ!」
ミルイヒ
 「バルバロッサさま、もう剣をお納めください。
  おれたちの帝国はすでに失われました。
  悲しいことですが、これが歴史の必然なら
  おれたちは受け入れねばなりません。」
バルバロッサ
 「ミルイヒか・・
  よくここまで来てくれた。
  わたしはおまえたちを
  待っていたのかもしれないな。」
 「見るがいい、この庭園を・・
  花咲き乱れる、美しい庭園だ。」

ミルイヒ
 「はい・・・・
  クラウディアさまも愛したこの庭園・・・・」
バルバロッサ
 「ミルイヒ、
  この庭園が私に残された最後の帝国領だ。
  わたしはこの帝国を守る。
  この手で、この最後の帝国領を
  守ってみせるぞ!!
  わが竜王剣よ、力を!!!」
フリック 
 「へ、変身した!?」
ビクトール 
 「どうしましょう!!」
黄金竜
 「キュイイイイイイイイインンンンン!!!」
I主人公
 「うっ!!!
  これは・・・・・・・・・・・・」
ミルイヒ
 「(I主人公の名)さん、
  おそれないで!!
  バルバロッサさま・・・・・・・
  ごめんなさい・・・・・・・・・・・・・」
黄金竜
 「キュイイイイイイイイインンンンン!!!」
フリック
 「なにぃ!
  黄金竜を一撃で!?」
ビクトール
 「・・・すげえ・・・
  ミルイヒ・オッペンハイマー様、
  彼こそ騎士の中の騎士だ!」
ミルイヒ
 「赤月帝国はほろびた。
  あとのことは・・あなた方に任せる。」
I主人公
 「ミルイヒどの!!
  どこへ行かれるのですか?」
ミルイヒ
 「(I主人公の名)さん、
  ここからは、あなたがたの仕事だ。
  あなたがたこそが、新たな歴史を作るんだ。
  おれは、
  そろそろ、午後のお茶の時間だから・・」



*決戦ネクロード*
(ネクロード=エース、シエラ=クイーン、ナレーション=パーシヴァル)

ナレーション
 「ティントの人々を恐怖に陥れた
  悪鬼ネクロードを追い詰めたのは
  百万の軍勢を率いて、やがてハイランド王国を
  うちやぶることになる英雄中の英雄。
  (IIの軍名)に、その人ありと言われた
  見目麗しく、目許は涼やかな
  都市同盟の英雄ゲンカクの息子、
  (II主の名)。」
ネクロード
 「おぅおぅ、ようやくお着きか。
  おまえさんがあの、(II軍)の
  (II主)・・か。」
II主
 「おいつめたぞ、ネクロード。
  ティントの人たちの命をうばった
  その所業、許せない!」
ナレーション
 「続いて現れたのは、
  英雄(II主)の片腕、
  熊殺し、風来坊、多くの二つ名で呼ばれた
  ビクトール。
  そして、その相棒にして
  その太刀筋は、落雷のごときすばやさから
  その名がついたと言われる
  青雷のフリック。」
ビクトール
 「ネクロード!!
  年貢のおさめどきだぜ!!!」
フリック
 「かんねんするんだな。
  もう逃げられないぞ。」
ネクロード
 「けっ・・これでおれを追いつめたつもりか?
  ・・ばかな人間・・!!
  返り討ちだぜ!!!
  ・・・わが”月の紋章”よ・・・!!」
ナレーション
 「だが、にっくきネクロードの手には
  真なる27の紋章の一つ、
  月の紋章が輝いていた・・・
  あやうし、勇士たち。
  しかし、そこに天の助けが現れた。
  蒼き月の村の長老にして、始祖。
  天使のような微笑の中に
  悪魔のような瞳を持つ少女シエラ・・・」
シエラ
 「ひさしぶりだね、ネクロード。」
ネクロード
 「おおっと・・・!!!
  ・・シエラ長老!!!!!
  ・・なぜここに!?」
シエラ
 「そなたのうばったものを
  今こそ、返してもらうために・・
  わが月の紋章よ、
  その忌まわしき力をしばし封じ眠りにつけ。」
ネクロード
 「う・・ううう・・・・・・」
シエラ
 「これで、こやつを守るものはない。
  あとは、任せるぞ(II主)。」
II主
 「ネクロード!!
  お前が犯した悪行の数々、
  あの世でつぐなうんだな!!!」
ネクロード
 「調子にのるなよ、(II主)・・!
  行くぞ!!!!!!」
II主
 「おれは負けない!!!」
ビクトール
 「さすがだ、(II主)!!」
シエラ
 「うん、みごとだ。」
ネクロード
 「くそっ・・・・こんな・・・・
  ・・こんなぁ・・・・・・・・」
フリック
 「ゲス野郎・・・
  もう二度と現れるなよ・・」
II主
 「行こう、みんな!
  外にはまだゾンビたちがいる・・!
  全部やっつけて、ティントを取り戻すんだ!!」
ビクトール
 「ああ!!!!!!!!」
ナレーション
 「こうして、ティントの街をおそった
  憎むべき吸血鬼ネクロードは、
  稀代の英雄(II主)の前に
  やぶれさり、人々に平和な生活がもどりました。
  ティントの歴史家マルロ・コーディの
  ”英雄(II主)”より、
  決戦ネクロードの一節、
  ご清聴ありがとうございました。」




*ロミオとジュリエット*
(乳母=キャシィー)

ジュリエット
 「・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・
  ロ、ロミオ、ロミオ。
  どうしてあなたはロミオなんだ?
  その家名を捨ててくれたなら、
  おれも家名を捨てるのに。」
ロミオ
 「その言葉、確かに頂戴いたします。
  ただ一言、僕を恋人と呼んでくれたなら、
  その言葉こそ新しき洗礼、
  今日からはもう、僕はロミオでなくなります。」
ジュリエット
 「あ、ああ・・ロミオ様?
  どうしてここへ来たんだ?
  塀は高くて登るのも大変だし、
  貴方の身分を考えたなら、
  死も同然のこの場所へ?」
ロミオ
 「恋の翼を軽く広げ、
  こんな塀など飛び越えました。」
ジュリエット
 「・・・・・・・・」
ロミオ
 「荒くれ男の剣などよりも、
  貴女の眼のほうがよっぽど怖い。
  優しき貴女のまなざしさえあれば、
  僕は不死身になれる。」

衛兵1
 「声が聞こえたのはこの辺りだ。」
ジュリエット
 「ごめん、おれ、逃げていいかな?」
衛兵1
 「ああ、ジュリエット様、
  何やらこちらで話し声がしたもので・・」
ジュリエット
 「だれか代わってくれ・・」
衛兵2
 「失礼をいたしました。
  どうか非礼をお許し下さい。」
ジュリエット
 「・・・・・・帰ってくれ。」

ロミオ
 「ジュリエット、今言葉を交わしたばかりなのに、
  まさかもうお別れをしなければならないのか?」
乳母
 「へい、お嬢様ーーー!!」
ジュリエット
 「・・・おれ、帰るよ・・」

ロミオ
 「突然消えられて、こっちは百倍にも千倍にも
  不機嫌だ。僕を愛しているというのなら、どうか
  もう一度顔を見せてくれ。」

ジュリエット
 「いや、きみのことが
  きらいってわけじゃないからね。
  ただ、なんとなくね。」
ロミオ
 「ああ、ジュリエット、僕の魂よ!!」
ジュリエット
 「・・・・」
乳母
 「へい、お嬢様ーーー!!」
ジュリエット
 「・・・・・・・じゃあね。」

ロミオ
 「貴女の目には眠り、胸には平和が宿りますよう!
  その眠りにも平和にもなり、貴女の傍らにいるこ
  とが出来たなら!」

(大道具が倒れたあと)
ジュリエット
 「・・・かんべんしてくれ。」



*ウィリアム・テル*
(ウィリアム・テル=ユイリ)

領主
 「どうした、ウィリアム・テル。
  はやくおれに弓の腕前を披露してみろ!」
従者
 「さすが領主様。
  いかに弓の名手といえど、
  我が子の頭にマトをのせては、
  冷静ではいられないな。」
領主
 「ふっふっふ。
  外せば民衆の厚い信頼もそれまで。
  万が一息子を射抜くようであれば、
  それこそ非情の男だ。」
民衆
 「ウィリアム・テルー!!!
  がんばれー!!」
ウィリアム・テル
 「私を信じろ。
  動くなよ。」

息子
 「わかったよ、父さん。」

(成功)
領主
 「く、くそう・・・」
息子
 「やったね!父さんの弓は世界一だ。」
ウィリアム・テル
 「お前が信じてくれたからだ。」

民衆
 「ウィリアム・テル、ばんざーい!!
  ウィリアム・テル、ばんざーい!!」

(弓が外れた場合)
民衆
 「う、うわああああああ!!!!!」
ナディール
 「・・ただいまお見苦しい場面があったことを
  お詫びいたします。」




*マッチ売りの少女*
(幻影おばあさん=エミリー、通行人1=ギョーム、ナレーション=シーザー)

ナレーション
 「今日は一年の最後の日、おおみそか。
  マッチをかかえた女の子が一人、
  雪の降る町を歩いている。」
少女
 「あの・・マッチはいりませんか?」
通行人1の子供
 「うわ、なんだあ、この子。」
通行人
 「ほほほーーい、
  どいてくれません?」
ナレーション
 「今日は一本もマッチは売れてない。
  稼いでいないから、家に帰ればまた父親に
  殴られる。」
少女
 「寒いな。
  ・・そうだ、マッチを擦ろう。」
 「おばあさん・・?
  おばあさん!」
おばあさん
 「さあ、天国に行こうか!」
少女
 「おばあさん・・天国から来てくれたんだね?
  お願い、おれもおばあさんのところへ
  連れていってくれ!」
おばあさん
 「うん!!!
  ようし、天国へ行くぞ!!!!」
少女
 「マッチが売れないと、お父さんがぶつんだ!
  お願いだ!おばあさん、おれを神様のところへ
  連れていってくれ!!」
ナレーション
 「少女は光に包まれて、空へ昇って行った。
  少女がどんなものを見たか、何を感じたか、
  町の人達には分からなかったとさ。」



*おおかみ少年*
(オオカミ=ロディ、ヒツジ=ムト)

ナレーション
 「あるところに羊飼いの少年がおりました。
  少年は、いつも”オオカミが来た”
  とウソをついては、
  村の大人達をからかっていました。
  そんなことが続いた
  ある日のことです。」
ヒツジ
 「メェーーーー」
オオカミ
 「ガオー!!
  ガオガオー!!」

羊飼いの少年
 「大変だ!!
  オオカミが来たーーー!!」
村人A
 「オオカミだって!?
  なんだ・・・・・またアイツか。
  もうその手は食わないぞ!!」
羊飼いの少年
 「本当にオオカミが来たんだよ!!
  みんな!聞いてくれ!!」
ヒツジ
 「メェー、メェー。」
オオカミ
 「ガオー!!」

ナレーション
 「こうして本当にオオカミが来た時に
  少年は誰からも信じてもらえず、
  大切な羊を食べられてしまいました。」
羊飼いの少年
 「あんなウソで遊ぶんじゃなかった!!」