ヒューゴ語録
*第2章*
:ワガママ娘、現る:
:炎の英雄はヨボヨボなじーちゃん?:
:怪しさはどっちもどっち:
:トカゲvs鉄頭:
◇ダックの村◇
軍曹
「ここに戻るのも久しぶりだな。」
ワイルダー
「あああ!!軍曹!軍曹!!!
良いところに!!!!
はやく!はやく来てください!!!!」
レット
「もう手におえなくって
ほとほと困ってたんです!!
はやく来てください!!!」
ヒューゴ
「?」
軍曹
「帰ってくるなりこれだ。
あわてるな。すぐ行くよ。」
ワイルダー
「はやくしてくださいねーー!!!」
リリィ
「いい?もう一回言うわよ。
もう、これが最後よ?
わかってるわね。
”炎の英雄”は今、ど・こ・に・い・る・の?
さぁ、答えなさい!」
ダック
「そんなもんは知らん!!!!!!!!!!」
リリィ
「もーーー!!!
どうして、かくそうとするのよ!!!
なんにもしないわよ!!
ちょっと会って、話をするだけなんだから!」
ダック
「だーーかーーらーーー
知らないものは知らないの!!!!」
リリィ
「ふぅ・・・・・・・・・・
まったく困った人たちねぇ・・・・・・」
レット・ワイルダー
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヒューゴ
「”炎の英雄”ってなんだい、軍曹?
知ってる?」
軍曹
「まったく、今時の子供は
”炎の英雄”も知らんのか。」
リリィ
「あら。
人間の子もいるのね。」
「ちょ、ちょっと。通してよぉ。
もう、気が利かないんだから。」
「ここって、ダックたちしかいないのかと
思ってたわ。あなた誰?」
ヒューゴ
「おまえこそ、誰だ?」{1}
「カラヤ族のヒューゴ。」{2}
「おしえない。」{3}
{1}
ヒューゴ
「おまえこそ、誰だ?」
リリィ
「わたし?
わたしはリリィ・ペンドラゴン。
ティント共和国の大統領
グスタフ・ペンドラゴンの娘よ。
さぁ、あなたの番よ。
答えなさい。」
ヒューゴ
「おれは、ヒューゴ。
カラヤ族の族長ルシアの息子だ。」
リリィ
「カラヤ族?
ふぅん。知らないわねぇ。」
ヒューゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
{2}
ヒューゴ
「カラヤ族のヒューゴ。」
リリィ
「ふぅん。カラヤ族ねぇ。
知らないわ。
わたしはリリィ・ペンドラゴン。
ティント共和国の大統領
グスタフ・ペンドラゴンの娘よ。」
ヒューゴ
「そうか。
大統領ってのはよくわからないけど、
おれはカラヤ族の族長の息子だ。
似たようなもんか?」
リリィ
「うーーーん。
どうかな?」
{3}
ヒューゴ
「おしえない。」 (首を振る)
リリィ
「お、おしえないってねぇ・・あなた!
もう一回聞くわよ。
あなた、だれ?」
ヒューゴ
「おまえこそ、誰だ?」{1}
「カラヤ族のヒューゴ」{2}
「・・・・・・・・・・・・・・・」{4}
{4}
ヒューゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・」
リリィ
「ちょ、ちょ、ちょっとぉ!
答えなさいよぉ!!!!!!!!!!」
ヒューゴ
「おまえこそ、誰だ?」{1}
「カラヤ族のヒューゴ」{2}
「いやです。」{5}
{5}
ヒューゴ
「いやです。」 (首を振る)
リリィ
「・・・・・・・・・・・・・・・」
軍曹
「おい、お嬢さん。
そんな聞き方は、失礼・・・」
リリィ
「うるさい!だまってなさい!!
あなた!!!
ちゃんと答えないと、どうなるかわかってるの?
答えなさいよ。」
ヒューゴ
「おまえこそ、誰だ?」{1}
「カラヤ族のヒューゴ。」{2}
「おしえない。」{3}
リリィ
「まぁ、いいわ。
ヒューゴね。
ねぇ、あなた、”炎の英雄”・・・・・・」
リード
「お嬢さーーーん!
やっと部屋とれましたよーーーー」
リリィ
「もう、やっと話の本題に入るところで・・・・」
リード
「はぁはぁはぁ・・・・
お嬢さんお待たせしました。
荷物も運んでおきましたんで、
お部屋の方へ・・・・」
サムス
「まったくぅ・・・・
ベッドは大きくないとダメだとか、
水のそばはダメだとか、
いろいろとむずかしいこと言うから、
大変だったんですよぉ。」
リリィ
「・・・・・・・・・・・・・・」
サムス・リード
「?」
リリィ
「何よ。それじゃあ、
わたしがわがまま言ってるみたいじゃない。
あなたたちが希望をきくから
答えただけじゃないの。ちがうの?」
サムス・リード
「・・・・・・・・・・・・」
リリィ
「知らない。
行くわよ!」どっち?あっち?
あっちね!」
リード
「あ、ちょっと待って・・・・・」
軍曹
「いったいなんだい、ありゃ?」
ヒューゴ
「・・・・・・・・・・・・さぁ?」
◇ダック村の宿屋◇
リリィ
「ねぇ、もうちょっとましな宿はなかったの?
なんだかここしめっぽいわよ。」
リード
「そんな、無理言わないでくださいよ。」
サムス
「ふぅ・・・・・・・・・」
軍曹
「なんだい、まだやってるのかい?」
リリィ
「あら、あなた。
どうしたの?
あぁ!さっきの話の続きね!!」
ヒューゴ
「ええ・・・・・・・・・・・・」(→おそらく{3}と同じ展開)
「ちがいます!」{1}
{1}
ヒューゴ
「ちがいます!」
リリィ
「あら、そうなの。
つれないわねぇ。」
ヒューゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(会話終了)
(再度話し掛けると)
リリィ
「あら、やっぱり先の話の続きが気になるのね。」
ヒューゴ
「はい・・・・・いちおう・・・・」{3}
「ちがうよ。」{2}
{2}
ヒューゴ
「ちがうよ。」
リリィ
「もう、だったら気安く話しかけないでよ。
わたしとあなたは
友達でもなんでもないんですからね。」
(会話終了)
{3}
ヒューゴ
「はい・・・・・いちおう・・・・」
リリィ
「もう、仕方ないわねぇ。
いいわ、とりあえず部屋の方で話しましょう。
他の人に聞かれるとマズいから。」
軍曹
「さっき、外であれだけ大騒ぎ・・・」
リリィ
「何か言った?」
軍曹
「・・・・・・・・・・・・・」
リリィ
「何よ、ここ?
裏口じゃないの???」
リード
「いえ、だから・・・部屋は離れに
なってるんですよ。風流じゃないですか。」
リリィ
「離れ??カウンターといっしょじゃないの?
合理的じゃないわね。
ティントじゃ、そんなのないわよ。」
リリィ
「えーーーっと、何から話しましょうかねぇ。」
ヒューゴ
「”炎の英雄”がどうとかって、
言ってたけど?」
リリィ
「そうそう!
それよ!本題から、入りましょう。
あなた”炎の英雄”の居所を知ってたら
教えてもらえない?お礼はするわよ。」
軍曹
「おいおい・・・・”炎の英雄”って
あれかい?
オヤジやじいさんたちの時代の英雄だろ?
なんだって、そんな昔話を持ち出すんだ?」
リリィ
「何言ってるのよ。
”炎の英雄”と彼の率いた”炎の運び手”は
まだ生きてるのよ。
その情報をつかんだから、
わざわざティントから、こんなところまで
来たのよ。」
軍曹
「生きてるぅ?
”炎の英雄”が生きてるだって?
はぁ・・・・こりゃ、おどろいた。」
ヒューゴ
「軍曹、”炎の英雄”って何だ?」{1}
「それで”炎の英雄”に何の用なんだ?」{2}
{1}
ヒューゴ
「軍曹、”炎の英雄”って何だ?」
軍曹
「ああ?
そうか、お前ぐらいの年だと
”炎の英雄”も知らないのか・・・
”炎の英雄”ってのは、
そうだなぁ50年ぐらい前か、
グラスランドに攻め込んできたハルモニア軍を
うち破った英雄さ。」
ヒューゴ
「ハルモニアの軍を?」
軍曹
「そうともよ、
彼とその仲間たちは”炎の運び手”とよばれ、
ハルモニアの正規軍に戦いを挑んだってわけさ。
そして、”炎の運び手”に一番最初に
味方したのが、おれたちダッククランさ!」
ヒューゴ
「へぇ・・・・よくわからないが、
すごい人なんだな・・・・」
軍曹
「あぁ、だけど
ハルモニアの戦いの後、どこかへと
姿をかくしたのさ。
まぁ、おれのじいさん達の時代の話だからな。
生きててもヨボヨボのじーさんだ。」
リリィ
「ふふふふ。
それが、そうじゃないのよね。」
軍曹
「?
いったいどういうことだい、お嬢さん?」
({2}はここまで飛ぶ)
リリィ
「そうね。
じゃあ順番に話してあげるわ。
最初はうちの隊商が盗賊に襲われたことが発端よ。
その盗賊団ってのが、どうやら”炎の運び手”と
名乗ったらしいの。
荷をうばわれてティントまでもどってきた
商人の話だと、そのなかに
”炎の英雄”の風体によく似た男が
いたらしいのよ。
それから何度か、”炎の運び手”に
荷をうばわれることがあってね。
その盗賊たちを率いている男が
”炎の英雄”って呼ばれていることが
わかったの。
それで!わたしがここに来たってわけよ。」
サムス
「そこなんだよなぁ・・・・・
なんでお嬢さんが、
わざわざ来なくちゃいけないんですか?」
リード
「ほんと、ほんと。
勝手にこんなことして、
またマルロ大臣に怒られますよ。」
リリィ
「なに言ってるのよ!
うちの隊商ばかり狙ってる卑怯者に
一言バシーンって言ってやらないと
気がすまないでしょ。」
ヒューゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
軍曹
「卑怯者って・・・・・・・・・・・」
リリィ
「それで、あなたたちにちょっと相談があるの。
この村にいても情報は集まらないみたいだし、
それにね、どうもリザードクランの方で騒ぎが
起こったみたいなのよね。
リードとサムスはグラスランドの地理には
さっぱりで、ここにたどり着くまで
2週間もかかっちゃったし。
そこで、あなたたちリザードクランまで
ガイドをしてくれない?
あぁ、もちろん報酬は払うわよ。
そうねぇ・・・・4000ポッチでどう?」
ヒューゴ
「いいよ。」{1}
「軍曹、どうする?」{2}
「いやだ。」{3}
{1}
ヒューゴ
「いいよ。」
リリィ
「本当に!!
よかった。じゃあ、さっそく詳しい話に入るわ!」
サムス
「やれやれ・・・やっぱり、トカゲ村に行くことに
なるらしいぜ。」
リード
「ボヤくなよ。
これも仕事だろ。」
{2}
ヒューゴ
「軍曹、どうする?」
軍曹
「ん?
そうだな・・・・・
ここにいても状況はわからないし、
リザードクランで何かおこってるのなら
行ってみてもいいかもしれんな。」
ヒューゴ
「いいよ。」{1}
「軍曹、どうする?」{4}
「いやだ。」{3}
{4}
ヒューゴ
「軍曹、どうする?」
軍曹
「でも、まぁ・・・・
このお嬢さんに雇われるってのも
どうかと思うけどな。」
リリィ
「なによ!
どういう意味?」
ヒューゴ
「いいよ。」{1}
「軍曹、どうする?」{5}
「いやだ。」{3}
{5}
ヒューゴ
「軍曹、どうする?」
軍曹
「ヒューゴ、どうするか
おまえが決めてもいいぜ。」
ヒューゴ
「いいよ。」{1}
「軍曹、どうする?」{2}
「いやだ。」{3}
{3}
ヒューゴ
「いやだ。」
リリィ
「あら、そう。
残念ねぇ。
良い話だと思うんだけどな。」
(会話終了)
(話し掛ける)
リリィ
「あら、その気になったのね。
だいじょうぶよ、4000ポッチは
ちゃんと払ってあげるから安心して。」
ヒューゴ
「ああ、いいさ。」{6}
「いや、その気はない。」{7}
{6}
ヒューゴ
「ああ、いいさ。」
リリィ
「ほんとに!!
じゃあ、さっそく詳しい話に入るわよ!!」
{7}
ヒューゴ
「いや、その気はない。」
リリィ
「なによそれ。
ひやかし?
まさかぁ・・・わたしの顔を見にきたの?」
ヒューゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
(会話終了)
リリィ
「いい?良く聞いててよ。
リザードクランの高速路の話は知ってる?」
軍曹
「あぁ、やつらが使ってる
地下にはりめぐらされた街道のことだろ。
あれを使って、どこにでも現れることが
できるのがリザードクランの強みだ。」
リリィ
「そう。うちの偵察隊の報告じゃ、
ここの西の遺跡に、その中継点があるみたいなの。
そこまでの、案内とリザードクランについてからの
紹介をお願いしたいわ。
お金は2000を前金で、
リザードクランに無事についたら残りを渡すわ。
いいでしょ?」
ヒューゴ
「わかった。」
軍曹
「リザードクランでの騒ぎってのも気になる。
今回のことに関係してるのかもしれないしな。」
リリィ
「じゃあ、さっそく出発するわよ。」
ヒューゴ
「!」 (驚く)
リード
「えぇぇ!!!!!!!!!!!」
サムス
「ちょっと待ってくれよ。
こっちは、かけまわってやっとこさ
この宿を・・・・・・・・・」
リリィ
「何よ!文句あるの?
善は急げ、鉄は熱いうちに打て、
そうでしょ。」
サムス
「・・・・・・・・・・・・・あのなぁ」
リード
「言うな、サムス。
これも仕事だ・・・・・・・・・・・」
リリィ
「?」
「じゃ出発よ!!!」
軍曹
「出発って、場所知ってるのか?」
リリィ
「だーーかーーーらーーーー
あなたたちを雇ったんでしょ!!!」
軍曹
「まったくぅ。」
ヒューゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
◇高速路、入り口◇
軍曹
「あんたらの言ってた遺跡ってのは
多分ここのことだろ。
他のは遺跡ってほどのとこじゃないしな。
しかし、こんなところに
”太古の行路”があるのかねぇ。」
リリィ
「だいじょうぶ。
偵察隊からの情報もちゃんと入っているから
まかせときなさい。」
「えっとぉ・・・・たしか・・・・・」
リード
「ふぅ・・・・・・・・・・・」
サムス
「お嬢さーーーん。
ほんとに合ってるんスかーーーーー?」
リリィ
「なにしてんのよ!
あんたたちも手伝いなさいよ!」
リード
「ほら、言わんこっちゃない。
はいはい。
今いきますよーーーーーー」
軍曹
「どう思う?」
ヒューゴ
「さぁ。
とりあえず悪い人たちじゃなさそうだ。」
軍曹
「はははは、そりゃそうだ。
あれで悪人だったら、やってられないだろう。」
フーバー
「キュィィィィィィンンンンンンン!!!!!」
軍曹
「?」
(入り口が現れる)
リリィ
「ほらほら、あってたでしょう。
早くきなさいよ、ヒューゴ、軍曹!」
リード
「いちちち・・・・・・・・・・・・・」
サムス
「お嬢さん・・・・早いとこどいて・・・・・」
リリィ
「さあ、行くわよ。」
◇高速路◇
軍曹
「なんだか、広いとこに出たな。」
ヒューゴ
「誰かいるぞ。」
リリィ
「しっ!
静かにして、バレちゃうわ。」
仮面の男
「やはり・・・・封印の力に抗えないか・・・」
女
「古代シンダルの残した技術・・・いえ、呪いと
言っていいのでしょう。
驚嘆します・・・・・・・・・・」
黒ずくめの男
「ならば、封印を砕くまでだ。」
軍曹
「どう思う?」
ヒューゴ
「さぁ・・・・・・・・」{1}
「多分、悪いヤツだな・・・・・」{2}
{1}
ヒューゴ
「さ・・・・・」 (途中でリリィにさえぎられる)
{2}
ヒューゴ
「多分・・・・」 (途中でリリィにさえぎられる)
リリィ
「そんなの、悪いヤツに決まっているでしょ!!」
リード
「しーーーーー!!!
静かにしろって言ったの、お嬢さんでしょう?」
リリィ
「わ、わかってるわよ。」
軍曹
「なんで、悪いヤツなんだよ。」
リリィ
「あんな仮面してるなんて、
何か後ろめたいことがあるのよ。
それに、あっちの黒ずくめの男!」
サムス
「なんすか?」
リリィ
「顔が悪人顔だわ!」
(ヒューゴ、思わず驚く)
サムス
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
コートの男
「あわてることはないでしょう。
今はまだ準備の時。
それよりも、やっておかなければならないことは
まだまだあります。」
黒ずくめの男
「気の長いことだ、必要なものを奪い取る
それだけでよかろう。」
コートの男
「それでは混沌をうむだけだ。
それは、我々の望みではない。」
黒ずくめの男
「ふん、おれの望みはまさにそれなんだがな。」
女
「?」
仮面の男
「どうした、セラ?」
セラ
「いえ・・・・・・・・・・・」
リリィ
「あ、あぶないじゃない。
見つかるとこだったわよ。」
軍曹
「あんたが、ギャーギャーさわぐからだろ!!」
リリィ
「な、なんですって?」
リード
「そ、それはもういいから、
どうするか決めましょうよ。
ずっとこうしているわけにも
いかないでしょう。」
軍曹
「そうだな。」
ヒューゴ
「とにかく話をしてみよう。」{4}
「どうしようか・・・・・・・・・」{1}
{1}
ヒューゴ
「どうしようか・・・・・・・・・」
リリィ
「それは、もちろん!」
サムス
「もちろん?」
リリィ
「強行突破よ!!!!!!!!」
ヒューゴ
「賛成。」{2}
「ちょ、ちょっと待った。」{3}
{2}
リード
「そ、そんな無茶な。」
軍曹
「だいたい、相手が何者かも
わかってないんだぞ。」
フーバー
「キュゥゥゥゥゥゥゥゥ」
リリィ
「な、何よ。」
ヒューゴ
「おれは賛成だな。」
リリィ
「もーーーー、ヒューゴくんわかってるじゃない。
大好きよ。
ほら、賛成多数!!!行くわよ!!!!」
軍曹
「ヒューゴ・・・・・・・・」
コートの男
「そろそろ、引き上げましょう。
ここにいても、これ以上の成果は
望めそうもありません。」
仮面の男
「思ったよりも手間がかかる・・・・・
そういうことだな・・・・・・・・・・」
セラ
「そうですね・・・・・・・・・・・・・・・」
リリィ
「行くわよ!!!!!!!!!!!!!」
黒ずくめの男
「何者だ!!!!!!!!!!」(※)
セラ
「カラヤの・・・・生き残り?」(※)
リリィ
「強行突破ぁ!!!!!!!!!!!」(※)
コートの男
「ちっ!!!!!!!!!!!!」(※)
仮面の男
「な・・・・・・何事だ???????」
コートの男
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
リリィ
「ふぅ、あぶなかったわね。
でも、もう大丈夫よ。」
軍曹
「なにがあぶなくて、なにが大丈夫なんだよ!
強行突破って、走って抜けただけじゃないか!」
リリィ
「なによぉ、うまくいったじゃない。
だいたい、あいつらわらしたちじゃあ
到底勝ち目がないほど、強かったわよ。
それより、先を急ぎましょう。
追ってくるかもしれないわ。」
{3}
ヒューゴ
「ちょ、ちょっと待った。
相手が何者か、確かめた方がいいと思う。」
(→{4}に続く)
{4}
ヒューゴ
「とにかく話をしてみよう。
相手が何者か、確かめた方がいいと思う。」
軍曹
「そうだな、おれも賛成だ。」
リリィ
「何よ、正体ならわかってるじゃない。」
リード
「と言いますと?」
リリィ
「もちろん、
悪人よ!!!!!!!!!!
さっきから言ってるじゃない!」
軍曹
「いくぞ、ヒューゴ。」
ヒューゴ
「あ、あぁ。」
リリィ
「あ、ちょっと待ちなさいよ!
人の話を聞きなさいよ!!!!!」
コートの男
「そろそろ、引き上げましょう。
ここにいても、これ以上の成果は
望めそうもありません。」
仮面の男
「思ったよりも手間がかかる・・・・・
そういうことだな・・・・・・・・・・」
セラ
「そうですね・・・・・・・・・・・・あら?」(※)
ヒューゴ
「あんたら、何者だい?」
軍曹
「見たかぎりじゃあ、
ただの旅人ってわけでもないし
グラスランドの人間でもなかろう?」
コートの男
「それは、そちらも同じことであろう。
それよりも、あなたみたいな方がこんなところを
ウロついているのが、不思議ですがね。
ティント共和国大統領令嬢、
リリィ・ペンドラゴン嬢。」
リリィ
「よく知ってるわね。」
コートの男
「お褒めにあずかり光栄です。
しかし、残念ながら歓談をしている
時間はありません。」
「それでは、行きましょう。」
仮面の男
「あぁ・・・・・・・・・・・・・」
黒ずくめの男
「すぐにさよならというのも無粋だろう。
少々、遊んでやろう。」
コートの男
「時間には遅れないようにな。」
黒ずくめの男
「あぁ。」
軍曹
「おい!!!!」
黒ずくめの男
「心配するな
おれが相手してやろう。」
(戦闘)
(勝った場合)
黒ずくめの男
「くそっ!!!!!!!
貴様ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒューゴ
「ふん!!覚悟しな!!!!!」
リリィ
「そうよ!!!悪者め!!!!
あんたの顔は、そういう顔なのよ!!!!!」
黒ずくめの男
「何を・・・・・・・・・・・」
(地面が光ってヒューゴたち驚く)
軍曹
「なんだぁ?」
セラ
「時間ですよ・・・・・・ユーバー。」
ユーバー
「ちっ・・・・・・・・・・」
(二人、消える)
軍曹
「あ、ちょっと待て!!!!!!」
ヒューゴ
「結局、あいつらが何者かわからなかったな。」
軍曹
「あぁ。」
リリィ
「なによ、さっきから何度も言ってるでしょう!
悪者よ!悪者!!」
軍曹
「とにかく、今は先を急ごうぜ。
なんだか、きな臭くなってきたしな。」
ヒューゴ
「あぁ。」
フーバー
「キュィィィィィィィィンンンン!!!!」
リリィ
「だから、ちょっと待ちなさいって
言ってるでしょう!!
こらーーーー、人の話を聞きなさいよぉ!!!」
リード
「ふぅ・・・・・・・・・・・・」
サムス
「まったく・・・・・・・・・・・・・・」
(負けた場合)
黒ずくめの男
「ふん。つまらんな。
所詮は人間のやることか。」
ヒューゴ
「く、くそっ・・・・・・・・・」 (起き上がって睨みつける)
黒ずくめの男
「ふふふふ・・・・・安心しろ。
すぐに殺してやる。」
(ヒューゴが観念して目を閉じたところに、セラ現れる)
黒ずくめの男
「なんだ、おれの楽しみを邪魔するな。」
セラ
「時間です・・・・・・・・」
黒ずくめの男
「ちっ・・・・・・・・・・・・・・・」
(二人が去ったあと、ヒューゴは悔しそうに目を閉じる)
ヒューゴ
「く・・・まったく、歯が立たないなんて・・」
リリィ
「だから、言ったじゃない。
あいつは悪者だって。
強いのはあたりまえよ。」
軍曹
「しかし、奴ら・・・・・・」
リリィ
「そんなことより、先急ぎましょう。
せっかく助かった命なんだから、
無駄に使ってるヒマはないわよ。」
軍曹
「距離で言うと、そろそろ
リザードクランの大空洞のはずだぜ。」
ヒューゴ
「やっとか。」
リリィ
「いろいろあって、疲れちゃったわ。
まずはシャワー、それから清潔なベッドと、
蜂蜜をたっぷりかけたマフィンかしら。」
ヒューゴ
「そんなの、リザードクランにあるのか?」
軍曹
「さぁなぁ。」
◇大空洞、入り口◇
リリィ
「ふぅーーーー、やっとお日様の光ね。」
「やっぱり、空気がおいしいわ。
あそこはなんか、よどんでたしね。」
ヒューゴ
「ジョー軍曹・・・なんだろ・・・・
あの音・・・・・・・・・」
軍曹
「?」
リード
「こりゃあ・・・・・・・・」
サムス
「剣戟の音・・・・・・・・・
近いな・・・・・・」
ヒューゴ
「まさか!!!」
(リザード戦士とゼクセン兵士が戦闘中)
「こ、これは一体・・・・・・・・・」
軍曹
「あれは、ゼクセン騎士団。
カラヤに続いて、リザードクランまで
・・・鉄頭どもめ!!」
リード
「ほんと、こりゃあ・・・・」
サムス
「ゼクセンも本気ってことっスね。」
リリィ
「しかし、この時期になんでまた?」
軍曹
「この時期?」
ヒューゴ
「行こう、軍曹!」{1}
「様子を見た方がいいな・・・・・・・」{2}
{1}
ヒューゴ
「行こう、軍曹!」
軍曹
「あ!待て!!ヒューゴ!!!!」
リリィ
「ちょ、ちょっとぉ
置いていかないでよぉ!!」
(ゼクセン兵士と戦闘)
軍曹
「さすがに鉄頭どもだな・・・
怪物相手とは、勝手がちがうな・・・・・・・・」
リリィ
「当たり前よ。」
ヒューゴ
「くそっ!!!!!
仇を・・・・・・・・・・・」
{2}
ヒューゴ
「様子を見た方がいいな・・・・・・・」
軍曹
「こいつは、おどろいた!
あのヒューゴのセリフとは思えんな。」
ヒューゴ
「?」
軍曹
「はははは、おまえさんも
成長してるってことか。」
クリス
「深追いするなよ。
全滅させるのが目的ではない。
ゼクセンの威を知らしめればいい。」
ルシア
「威を知らしめるにしては、
ずいぶんと大がかりだな。」
「騎士団の白き乙女は、血をご所望と見えるね。」
レオ
「なにを!!!!!!!!!!!!」
クリス
「待て、レオ。」
「カラヤの族長ルシアどの。
休戦協定の場以来だな。
族長みずからが、お出ましとは余裕のあること。」
ルシア
「ふふふ、ゼクセン騎士団長の顔を見てみたくてね。」
クリス
「なにを・・・・・」
ルシア
「血塗られた剣を抱えて何を想う?白き乙女よ。
わが氏族の血を吸った剣はまだその手の中か?」
クリス
「くっ・・・・・・・・・」
サロメ
「それが戦いであろうが!」
ルシア
「あれが”名誉ある戦い”か?
あれは、カラヤでは戦いとは呼ばぬ。
ただの殺戮だ!」
デュパ
「リザードクランの新しき長として、
古き者の血を受け継ぎ、復讐の誓いを立てん!!」
クリス
「ゼクセン騎士団はゼクセンを守る盾としての
責務を果たすだけだ!!」
軍曹
「ふぅ、とりあえずここまで来たけど、
こう鉄頭が多くちゃ・・・・・・」
フーバー
「キュィィィィィンンンンン!!!!!!」
ヒューゴ
「どうした、フーバー?」
軍曹
「なんだ?どっちも退却していくぞ。」
ヒューゴ
「フーバーのおかげかな?」
フーバー
「キュイイイ?????????」
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