ヒューゴ語録
*第3章*
:ヒューゴも思わず呆れます:
:ある意味両方おいしそう:
:いろいろピンチ:
◇大空洞◇
軍曹
「湖の城に炎の運び手がいるってのは、
けっきょく、ガセだったのか?」
リリィ
「まぁ、そうなるわね。
これで、手がかりなしね。」
リード
「じゃあ、お嬢さん。
そろそろティントにもどって・・・・」
リリィ
「イヤよ。」
リード
「え?」
リリィ
「イヤよ。
なんだか気持ち悪いもの。
ちゃんと、炎の運び手の居所調べて、
あと、地下道であった変なやつらの正体調べて、
それからでないと帰らないわよ。」
リード
「はぁ・・・そうですか・・・・・・
休暇が・・・・・・・・」
サムス
「それより、お嬢さん。
本気で路銀がきびしくなってきたので、
一度、本国の商隊と落ち合いましょう。」
リリィ
「お金???
ふぅ・・・・・・しかたないわね。」
「ねぇ、いいヒューゴ。
わたしたち、ちょっと行ってくるけど
情報が手に入ったからって、
勝手に出発するのは禁止よ。
わかった?
わかったわね。」
ヒューゴ
「な、なんでおれが、そんな指図うけるんだ?」
リリィ
「指図じゃないわよ、お願いしてるの。
わたしたち、いっしょに旅した仲間でしょ、仲間。
わかったわね。」
「さぁ、行くわよ。
商隊はどこに来ているの?」
サムス
「ブラス城になると思います。」
リリィ
「じゃ、出発。」
「いい、わかってるわね。
禁止よ!禁止!!
仲間なんだからねぇーーーーー」
軍曹
「仲間ねぇ・・・・・・・」
軍曹
「それで・・・・あのお嬢さんが行っちまってから
一週間たったんだが、どうだ?
帰ってくると思うか?」
ヒューゴ
「さぁ? (首を傾げる)
あいつ、行き当たりばったりな感じだからなぁ。」
軍曹
「まぁ、そうだな。
でも、ブラブラしてるってわけにも
いかないよなぁ。
ルシア族長も、ジンバもビッチャムも、
リザードクランの戦士たちも出払ってて
ここにいてもやることはないし。」
◇ブラス城◇
軍曹
「いいか、あんまり目立つことはするなよ。
おれたちは、ここじゃあお尋ね者だからな。」
ヒューゴ
「わかったよ、軍曹。」{1}
「軍曹ほどは目立たないと思うけど・・・・」{2}
{1}
ヒューゴ
「わかったよ、軍曹。」 (頷く)
{2}
ヒューゴ
(軍曹を見回して)
「軍曹ほどは目立たないと思うけど・・・・」
軍曹
「ん?
何か言ったか。ヒューゴ?」
ヒューゴ
「あ、いや、なんでもないよ。」 (首を振る)
軍曹
「よし、行こう。
それにしても、あのお嬢ちゃんは
いったい、どこにいるんだ???」
ムーア
「だから、おぬしは何度言ったらわかるのだ。
ここは、ゼクセン連邦であって
炎の英雄はここには、おらんのだ。」
ハレック
「なぜだ?
炎の英雄は南にいる。
そう聞いてここまで来た。」
ムーア
「だから・・・
ここは、炎の英雄が守った地ではない。
彼は・・いや、彼ら”炎の運び手”が守ったのは
グラスランドの美しい平原であり、
われら自由騎士連合が・・・・・・・
お、おい・・・おぬし、どこに行く!!」
軍曹
「な、なんだぁ?」
ハレック
「おまえ、土の匂いがするな・・・・
こっちは、うまそうな匂いがする・・・・・」
ヒューゴ
「どういう意味だ?」{1}
「軍曹がうまそうって、どういう意味だ?」{2}
{1}
ヒューゴ
「どういう意味だ?」
軍曹
「そうとも、ヒューゴがうまそうって
どういう意味だ!?」
{2}
ヒューゴ
(軍曹を腹の辺りを見つつ、)
「軍曹がうまそうって、どういう意味だ?」
軍曹
「そうとも、おれがうまそうって・・・・・
え?おれのことか???」
ハレック
「すまん。
しかし、おまえの匂い・・・・
カラヤの・・・・・・」
ムーア
「おい、なんだかヤバそうな雰囲気だぞ。」
(レオとロランが現れる)
「おい、ハレック!
また、おぬし何かやらかしたんじゃ
ないだろうな!!」
ハレック
「おれは悪くない。」
軍曹
「おい、ヒューゴあれ・・・・
もしかして・・・・・・・・・・・・」
ヒューゴ
「逃げよう、軍曹!」{1}
「今度は負けないぞ!」{2}
{1}
ヒューゴ
「逃げよう、軍曹!」
軍曹
「それが・・・・よさそうだな・・・・・・」
ハレック
「待て。
おれも行く。」
ムーア
「だから、わたしの話を聞けと・・・・」
レオ
「ちっ、逃げられたか。
確かに、あの姿は・・・・・」
ロラン
「レオどの、いまはそんなネズミを
相手にしているヒマはないですぞ。」
レオ
「くっ、このままじゃ、
どうにも気持ちが悪いのだが、しかたないか。
ロランどのの言うとおりかもしれん。」
{2}
ヒューゴ
「今度は負けないぞ!」
軍曹
「お、おい、何を言ってるんだ、ヒューゴ!
ここは、鉄頭たちの城だぞ。」
ハレック
「息子よ、助太刀しよう。」
ムーア
「お、おい、ハレック、お前も・・・・」
レオ
「やはりな・・・
遠目だったが、まちがいないと思ったぞ。」
軍曹
「くっ、だから目立つなと言ったのに、
ヒューゴ。」
ヒューゴ
「おれのせいか?」 (驚く)
ロラン
「大事の前の小事ではあるが、
ゼクセンの法にふれた者を見逃すわけに
いかないしな。」
ハレック
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」(※)
ムーア
「おい、おぬしは関係ないだろう!」
(戦闘)
レオ
「おお、よくやるわい。
グラスランドの剣技というのも、
おもしろいものだな。」
軍曹
「おまえたちも、よくやるな。
その重そうな鎧をはずせば、もうちょっと
うまく動けるんじゃないか?」
ロラン
「口も達者みたいだな。」
(ボルスと兵士が現れる)
軍曹
「お、おい、おい、それはズルいぞ。」
ロラン
「そうは言われても、これだけ
大騒ぎしてれば、血の気の多いのが
集まってきます。」
軍曹
「ヒューゴ、逃げるぞ!!」
ヒューゴ
「あ、あぁ・・・・・・」
ボルス
「何事だ、レオどの!ロランどの!」
レオ
「そうだな、少しばかり・・・・
心にひっかかってたのもがあったのでな。」
ボルス
「?」
ヒューゴ
「はぁはぁはぁはぁ・・・・」
軍曹
「はぁはぁ、なんだ・・・・
やつら、追ってこないな・・・・・」
ハレック
「あいつら、本気じゃなかった。」
ムーア
「ふぅ・・・何事かと思いましたぞ。」
ヒューゴ
「ところで・・・炎の英雄をさがしてるって
言ってませんでした?」
ムーア
「おや、聞いておられたか?
そう、われらは”炎の英雄”のサーガを
追ってここまで来た・・・・」
軍曹
「サーガを追って????」
ムーア
「まぁ、簡単に言うと”炎の英雄”に
会いに来たのだ。
このハレックも、村のためにやってきたらしいが
目的が同じなので、同道したというわけだ。」
ハレック
「おれたちの村、”英雄”のたすけがいる。」
軍曹
「”炎の英雄”がどこにいるのか
知っているのか?」
ハレック
「知らない。」
軍曹
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ムーア
「だが、自由騎士連合において
”炎の英雄”は不滅であるとされている。
ならば、このグラスランドの
どこかにいるはずである。」
ヒューゴ
「じゃあ、おれたちと目的はいっしょだね。」
ムーア
「おお、ならばご一緒いたしますかな。
えっと・・・・・・」
ヒューゴ
「ヒューゴ。」
軍曹
「ジョルディだ。」
ムーア
「よろしく、ヒューゴどの、ジョルディどの。」
ハレック
「では、行こう。
息子たちよ。」
軍曹
「息子????なんだぁ?」
ムーア
「どうも、やつの村の風習らしい。
自分より小さいのは全部息子だそうだ。
わたしもふくめてな。」
◇大空洞◇
アップル
「ああ!!ヒューゴ!!ジョー軍曹!!
ここ!!ここ!!!」
ヒューゴ
「あれは・・・アップルさん?」 (驚く)
軍曹
「どうしたんだい?」
アップル
「ピンチなのよ!ピンチ!!
チシャの村が!!
あと、それ以上にわたしがーーーー」
軍曹
「まったく、そんな服装で
大空洞の中までズカズカ入ってきたら
疑われるのも、しかたないってもんだ。」
アップル
「そうようね。
覚えておくわ。」
ヒューゴ
「アップルさん。
チシャの村がピンチってどういうことです?」
アップル
「ええ。そのために来たのだけど、
ひどい目に会ったわ。
チシャの村が、ハルモニアの部隊に狙われている。
先に、シーザーがチシャの村にいってるけど
それだけでは、こころもとないので
援軍を頼みに来たの。
ヒューゴ、ジョー軍曹。
力を貸してくれるわよね。」
ヒューゴ
「もちろんだ。」{1}
「でも・・・・・・・」{2}
{1}
ヒューゴ
「もちろんだ。」
軍曹
「シックスクランの一つ
チシャクランの危機なら、
応援にいかないとな。
しかし、おれたちだけが行っても
どうにかなるのか?」
アップル
「チシャ村に来ている部隊も、
そんなに多くはないわ。
それに、誰かに手紙をことづけて
わたしたちだけでも、先に行きましょう。」
{2}
ヒューゴ
「でも・・・おれは炎の英雄を
さがしている途中だし、
それにリリィさんが・・・・・・」 (俯く)
軍曹
「あの、お嬢さんなら鉄砲玉みたいに
飛び出していったまま、
いつもどってくるやら、
さっぱりわからないじゃないか。
それよりも、チシャの村をほおっておくわけには
いかないだろう?」
ヒューゴ
「チシャの村に行こう。」{3}
「おれたちが行ったって・・・・」{4}
{3}
ヒューゴ
「わかった・・・・・・・・・・
そうだな・・・そうだよな・・・・・・・・・
チシャの村へ行こう。」
軍曹
「そうともさ。
シックスクランの一つ
チシャクランの危機なら、
応援にいかないとな。」
アップル
「じゃあ、誰かに手紙をことづけて
さっそく行きましょう。」
{4}
ヒューゴ
「おれたちが行ったって・・・・」 (首を振る)
軍曹
「そうだな。
いま、リザードクランとカラヤクランの
本隊は出払ってるが・・・・・・・」
アップル
「チシャ村に来ている部隊も、
そんなに多くはないわ。
それに、誰かに手紙をことづけて
わたしたちだけでも、先に行きましょう。」
軍曹
「そうだな。」
ヒューゴ
「チシャの村に行こう。」{3}
「・・・・・・・・・・」{5}
{5}
ヒューゴ
「・・・・・・・・・・・・」
軍曹
「どうした、煮え切らないな。
おまえらしくないぞ、ヒューゴ。」
ヒューゴ
「チシャの村に行こう。」{3}
「でも・・・・・・・」{2}
軍曹
「そうだな。
じゃあ、その手紙はルースにことづけよう。」
アップル
「じゃあ、話は決まりね。」
ヒューゴ
「ハレックさん、ムーアさんは
どうします?」
ハレック
「息子よ、助けがいるのなら
わが力を貸そう。
それが、わが村の掟だ。」
ムーア
「めずらしい。わが自由騎士連合にも
その掟はあるぞ。
われらは、弱き者の盾であるとな。」
軍曹
「じゃあ、さっそく
ルースのところへ行こう。」
ルース
「なんだってぇ。
チシャの村がおそわれてるだって???」
軍曹
「あぁ、それでことづけを頼みたいんだ。
リザードクランの戦士は長の命令がないと
動けないからな。
それをルシア族長のもとに
届けるよう手配してもらえるかい?」
ルース
「あ、あぁ、それはいいけど
なんだって、あんたたちがそこへ
行かなきゃならないんだい?」
ヒューゴ
「おれ・・・・・・
カラヤクランのあの襲撃の夜から・・・
いろいろ、考えていたんだ・・・・・
そして、炎の英雄の後を追っているうちに、
自分の気持ちがわかってきた・・・・・・・・・
おれ、みんなを守れるような英雄になりたい・・
だから、おれ炎の英雄に・・・・
(英雄の名)に会って、
すこしでも、その人に近づこうって・・・・・
だから、チシャの村に行こうと思う。
少しでも、それが炎の英雄に近づく
方法だと思うから。」
ルース
「・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・わかったわ・・・・・・」
(ルース、ヒューゴを羽交い絞める)
「我が息子、ヒューゴに
風と地の精霊の加護あらんことを」
ヒューゴ
「わ、わ、わ、わ、わ・・・・・」
ルース
「いまは、ルシア族長がいないからね、
代わりだよ。
ヒューゴ、行ってらっしゃい。
でも気をつけるんだよ。
ルシア族長を泣かすんじゃないよ。」
ヒューゴ
「もちろんさ。」
ルース
「ヒューゴ・・・おまえは、本当に
ルシア族長に似ているね・・・・・・・・」
ヒューゴ
「そうかな?」 (首を傾げる)
ルース
「そうともさ。
ルシア族長も、カラヤの英雄だからね。
だから、安心しな。
ヒューゴ、あんたは英雄の息子なんだから
その資格はちゃんとあるさ。」
ヒューゴ
「ありがとう・・・・ルース。」
軍曹
「ふーーーん、ヒューゴが英雄にねぇ・・・・」
ヒューゴ
「なんだよ、ジョー軍曹。
いいだろ!」
軍曹
「いや、別に悪いなんて言ってないさ。」
ヒューゴ
「ちぇっ・・・・やっぱり
言わなきゃよかった・・・・・・・・・」
軍曹
「そういうなって。
おれもルースに賛成だ。
ヒューゴ、おまえなら英雄になれるよ。」
ヒューゴ
「軍曹、またからかってる!」
軍曹
「からかってないよ。
さぁ、行こうぜ。
いそぐんだろ。」
アップル
「いぇ、急ぎましょう。
チシャの村までは、わたしが道案内します。」
→第3章その3