ヒューゴ語録


*第4章*
 :銀バーグの名、印籠並み:
 :英雄に・・・
 :英雄宣言
 :君たち声、大きいね



◇ブラス城◇



シーザー
 「とりあえず、全滅だけは
  まぬがれたな。」
ヒューゴ
 「うん・・・・だけど、
  このままじゃ・・・・・・・・・」
シーザー
 「なぁに、策はあるさ。
  いつだって、この頭の中にな。信用していいぜ」


ルシア
 「しかし、ハルモニアの軍勢が
  これほどとは・・・・」
デュパ
 「わがリザードクランの力が
  及ばないなど・・・・・・・・・・・・」
サロメ
 「しかし、今度はゼクセン騎士団と
  グラスランドの軍が協力し合えば、
  次こそは・・・・・・・・・・・・・・」
シーザー
 「そんなことじゃ、次の戦いも負け戦。
  この辺り一帯は、ハルモニアの征服地
  あんたらはみんな、三等市民として
  奴隷生活だぜ。」
デュパ
 「おまえは・・・何が言いたい!」
シーザー
 「助けてやろうっていうのさ。」
デュパ
 「助ける?お前ごときがか?
  そんな細腕で何ができる?」
シーザー
 「剣を振り回すばかりが戦いじゃないさ。」
 「サロメさん、あんたも甘いよ。」
サロメ
 「わたしが・・・甘い?」
シーザー
 「あぁ、そうさ。
  ゼクセンと、グラスランドの協力?
  そんなんじゃあ、ハルモニア軍に
  のみこまれるのがおちさ。」
サロメ
 「では・・・どうしろと?
  シーザーどの。」
シーザー
 「ゼクセン、グラスランド、そして
  できることなら北方の諸部族、周辺の国を全部
  ”一つの力”としてまとめあげて、
  あたらなければ、ハルモニアの
  侵攻を防ぐのは無理さ。」
デュパ
 「先ほどから、何をえらそうなことを!!
  だいたい、貴様は何者だ!!!!!」
シーザー
 「ちっ、そういうのは、
  好きじゃないんだがね、
  話を聞くのに、名前が必要だというなら
  教えてやるさ。
  おれの名は、シーザー・シルバーバーグ。
  かつての(デュナン)統一戦争では、
  王国軍の正軍師、
  紋の紋章戦争では解放軍の正軍師を務めた
  シルバーバーグ家の血筋の者さ。
  おれの祖父のレオン・シルバーバーグを
  あんたは知ってるはずだぜ、ルシア族長。」
デュパ
 「知っているのか、ルシア?」
ルシア
 「あぁ、15年前、ハイランド王国軍で
  戦った時にな。
  その名前は信用するに値するよ。
  それに、先ほどの話。
  現実的に考えれば、それが唯一の
  方法だろうな・・・
  だが、問題が二つある。
  だれが、その”一つの力”を率いるのだ?
  われらの指示で、騎士団が
  命をかけるとは思えぬし、
  その逆もそうだろう。
  ちがうのか?」
シーザー
 「わかっているはずだ。
  炎の英雄”(名)”
  その名前だけが、それを行える唯一のものだ。」
ルシア
 「もう一つの問題がある・・・・・・・・・」

ルシア
 「みな・・・・・あのハルモニアの大軍を見て
  力を失っている。
  そして・・・・
  力を一つに合わせる必要があることを
  わかっても・・・納得すること
  できないだろう。
  形だけでは、人は動かない。
  ちがうのかい、軍師どの?」
シーザー
 「・・・・・・・・・・・・・・たしかに・・・
  それは・・・・・・・・・・・・・・・・」



軍曹
 「おぅ、ヒューゴか。
  どうした?」
ヒューゴ
 「ジョー軍曹こそ、何をしているんだい?」
軍曹
 「あぁ、見張りをな。
  いつ敵がやってくるか、わからないからな。」
ヒューゴ
 「ジョー軍曹は、勝てると思っているの?」{1}
 「そんなことをしても、無駄なのに・・・」{2}


{1}
ヒューゴ
 「あのハルモニアの大軍が
  いずれここにやってくるんだ。
  ジョー軍曹は、勝てると思っているの?」
軍曹
 「”勝てるか”だって?
  バカを言うな。必ず勝てる戦いなんてないさ。
  でも、負ければ次はないんだろう。
  なら、やれることはなんでもしとくんだよ。
  それを無駄だとでも言うのか?」

{2}
ヒューゴ
 「ハルモニア軍がやってきたら、
  おれたちは、やられてしまうんだ・・・
  そんなことをしても、無駄なのに・・・」
軍曹
 「無駄?無駄だとぉ!
  ヒューゴ!!まったく、おまえは
  身体はでかくなっても、いつまでたっても
  ガキなんだな!!!
  次の戦いは負けたらお終いなんだぜ!!
  それなら、最善をつくそうとするのは当然だろ!!
  やれることなら、なんでもしとくんだよ!!!
  それを無駄だって言うのか!!!!!!」


ヒューゴ
 「軍曹・・・・・・・・・・・・・・」
軍曹
 「ふん・・・・・・・・・・・・・・」
ヒューゴ
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
軍曹
 「おまえの右手には”真の火の紋章”が
  宿ったんだろう。
  それは、炎の英雄の継承者になるってことさ。
  炎の英雄”(名)”が
  おまえを認めたってことだ。
  おれが、今できるのは・・・
  ここで見張りをするぐらいさ・・・
  だけど、ヒューゴ。
  おまえには、出来ることがあるはずだ。」
ヒューゴ
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
軍曹
 「英雄になるんだろう・・・・ヒューゴ。
  ルルのためにも・・・・・・・・・・・・・・・」
ヒューゴ
 「軍曹、おれは英雄になるよ・・・・」{1}
 「でも、おれなんかの力じゃ・・・」{2}


{1}
ヒューゴ
 「軍曹、おれは英雄になるよ・・・・
  おれがどこまで・・・・・・・・・・・・」
軍曹
 「ヒューゴ!
  そんな自信なさげなこと言うなよ。
  英雄だったら、胸をはって
  おれに任せろって言うのさ。
  それが、英雄に求められる資質さ。」
ヒューゴ
 「軍曹・・・・・・・・・」
軍曹
 「ほら、行って来い。
  グラスランドには英雄が必要なんだよ。」
ヒューゴ
 「あぁ、そうだな。
  行ってくるよ!!!!!!!」
(一度立ち止まって振り返る。
 軍曹が頷くのを見てから駆け出す)

{2}
ヒューゴ
 「でも、おれなんかの力じゃ・・・」
軍曹
 「おまえさんが、そう思うなら
  それまでさ。
  でもな・・今のグラスランドには
  英雄が必要とされてるんだ。
  そして、その資格を持っている人間は
  そんなにいない・・・・・・」
(会話終了)

軍曹
 「どうした、ヒューゴ。」
ヒューゴ
 「軍曹、おれにできるだろうか?」{3}
 「いや・・・なんでもない・・・・」{4}


{4}
ヒューゴ
 「いや・・・なんでもない・・・・」 (首を振る)
軍曹
 「そうか。
  おれは、忙しいんだ。
  ガキのグチに付き合っていられない。」
(会話終了)

軍曹
 「どうした、ヒューゴ。」
ヒューゴ
 「軍曹、おれにできるだろうか?」{3}
 「いや・・・なんでもない・・・・」{4}

{3}
ヒューゴ
 「軍曹、おれにできるだろうか?」
軍曹
 「できるかどうかは、知らんさ。
  それよりも、おまえが
  そうしたいかどうかだろう?」
ヒューゴ
 「そうだな・・・・・
  軍曹、おれは英雄になるよ。
  グラスランドのために、いやこの戦いにかかわる
  全ての人のために・・・・」
軍曹
 「あぁ、それがいい。
  おれはうれしいぜ、ヒューゴ。
  ルルも多分、よろこんでいる。」
ヒューゴ
 「軍曹・・・・・・・・・・」
軍曹
 「ほら、行って来い。
  ドジるなよ。」
ヒューゴ
 「軍曹、そりゃないよ。
  じゃあ、行ってくる!!!!」
(駆け出す)



ヒューゴ
 「みんな、おれの名前はヒューゴ。
  カラヤクランの子供だ。」
 「おれはグラスランドで生まれ、
  グラスランドで育った。
  ついこの間まで、外の世界を知らなかった。
  ゼクセンだって、名前しか知らない国だった。」
 「しかし、今はそれがすっかり変わった。
  グラスランドを、ゼクセンを、この目で見てきた。
  それは、おれにとって辛いことだった。
  おれたちグラスランドに生きる者は、
  ゼクセンの人たちを、精霊の加護なき者と軽蔑し、
  ゼクセンに生きる者は、
  グラスランド人を野蛮だとさげすんできた。」
 「それは、悲しいが長い長い年月の間
  続いてきた真実だ。
  この右手に宿った真の火の紋章が・・・・
  かつての炎の英雄(名)の記憶が
  教えてくれた。
  人の歴史は争いの歴史だと。
  火の精霊が眠る、争いなき日々は
  わずかなのだと。」
 「それでも、炎の英雄はあきらめなかった!!!!
  彼は、このグラスランドを守るために
  戦い続けた!!!!
  それは誰のためだったのか?
  彼は、彼の守るべき愛しい人たちのために
  その全てを投げ打った!!!!!」
 「英雄である、
  彼でさえも!!!!!!!!!!!!
  ぼくは・・・・友達を
  ・・・・・親友を守ることができなかった。
  だからといって、あきらめたくない!!!!
  もう2度とあんな思いをしたくない!!!!!!!
  みんなはどうなんだ?」
 「守りたい人は?」
 「守りたい物は?」
 「守りたい想い出は?」
 「それをここで、ふみにじられていいのか?」
 「おれは許せない!!
  そんなことを許すことはできない!!
  グラスランドも、ゼクセンもない!!!!!
  今は、守るべきものを守るために
  戦う時だろう!!!
  どうして立ち上がり武器を取らない???
  どうして!!」
 「グラスランドとゼクセンが
  手を結ぶことができない????」
 「今、一時のことだとしても!!!!!!!!」
ゼクセン兵士
 「そうだ・・・・そうだとも・・・・・・・・」
リザードクランの戦士
 「もちろんだ!!
  誰が、あきらめたりなどするものか!!!!」
カラヤの戦士
 「そうとも!!!!
  真の火の紋章を受け継ぐものが・・・・
  炎の英雄の後をを受け継ぐものがここにいるのだ!!
  われらが負けるはずがない!!!」
ゼクセン騎士
 「いまはともに戦う時!!!
  炎の英雄の名のもとに!!!!!!!!!」
ヒューゴ
 「(英雄の名)の名を引き継ぐ」{1}
 「炎の英雄の志を引き継ぐ」{2}


{1}
ヒューゴ
 「おれは、この右手の紋章に誓う!!!!
  炎の英雄(名)を引き継ぎ、
  この地を守るために、
  戦うと!!!!!!!!!!!!!!」

{2}
ヒューゴ
 「おれは、この右手の紋章に誓う!!!
  炎の英雄(名)の志を
  受け継ぐものとして
  炎の英雄ヒューゴとして
  この地を守るために
  戦うと!!!!!!!!!!!!!!」


リザードクランの戦士
 「おおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッククランの戦士
 「炎の英雄、
  ヒューゴ(英雄の名)!!!!!!!!!!
  われらは再び、
  そのもとに!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゼクセン兵士
 「この地を
  守るために!!!!!!!!!!!!!!!!!」



シーザー
 「これで決まりだな。」
ルシア
 「あぁ、これで勝ちの目が出てくるな。」
デュパ
 「”炎の英雄”の下でなら、
  われらも命をかけられよう。」
サロメ
 「そうですね、
  新たな”英雄”の誕生・・・・ですな。」
アップル
 「英雄・・・・・・・・・・・・・」


シーザー
 「よぉ、立派だったぜ。
  まさしく炎の英雄だ。」
ヒューゴ
 「あ・・・・さっきのは必死で、
  途中からは、よくわからなくなって・・・」
シーザー
 「上出来、上出来。
  さぁ、次は実績を見せないとな。
  それはおれの役目さ。
  準備はすんだかい、ヒューゴ?」
ヒューゴ
 「あぁ、いつでもOK。」{1}
 「部隊の編成を変える。」
 「ちょっと、待ってくれ。」

{1}
ヒューゴ
 「あぁ、いつでもOK。」
シーザー
 「よし、それじゃあ
  新しい炎の英雄の初陣だ。」



◇ブラス城前◇


ディオス
 「あの城を落とせば、
  ゼクセンの首都、ビネ・デル・ゼクセまでは
  一直線でございます。」
ササライ
 「紋章探しをするだけなら、
  ここまでする必要もなかろうが・・・・」
アルベルト
 「グラスランドに住む者は
  かつて、ハルモニアに”勝った”と
  思いこんでいます。
  彼らに、真実を知らしめる必要があります。
  グラスランドと、その周辺の国を落として
  この地をハルモニアに組み込むことが
  肝要です。」
ササライ
 「わかっている。
  ヒクサクさまからの直々の命だからな。」
ディオス
 「しかし、静かですね。
  これは・・・やつら、あきらめたかな?」
ユーバー
 「ふん、そうでもないらしいぞ。」
ヒューゴ
 「ハルモニアの長に、
  話が聞きたい!!!」
ササライ
 「この軍の指揮官はぼくになる。」
ヒューゴ
 「ハルモニアとかつて炎の英雄との間に
  約束が交わされたと聞いている!!
  グラスランドに攻め込まないと!!!!」
ササライ
 「その約束には、期限があった。
  それは数年前に切れている。
  神殿の正式な回答だ。
  それで、納得してもらえるかい?」
ヒューゴ
 「おれの右手には、炎の英雄から受け継いだ
  ”真の火の紋章”が宿っている。
  おれは、この紋章にかけて、
  グラスランドとゼクセンの戦士たちを
  炎の運び手の旗のもとに従え、
  おまえたちと戦う!!!!!!!!!!!!!」
ルシア
 「われら、カラヤクラン。
  炎の英雄のもとで、その死力をつくそう。」
デュパ
 「リザードクランの誇りは薄れてはおらぬ!!!
  おれたちを負かすつもりなら、
  皆殺しのつもりで来るんだな!!!!」
クリス
 「ゼクセン騎士団は、
  ゼクセン連邦と、グラスランドの平和のため
  この剣をふるおう!!!」
ヒューゴ
 「炎の運び手の名のもとに、宣言する!!
  50年前と同様に、全滅したくなければ
  軍を退いてくれ!!」
ディオス
 「50年前の全滅って・・・・
  あの・・・・謎の爆発というやつですか・・・」
ササライ
 「あぁ・・・・あいつの宿しているのは
  真の火の紋章だ・・・・・・それは確かだ。
  そして、その力を本当に使いこなせるというの
  なら・・・あの言葉もウソじゃなくなる・・・・」
アルベルト
 「真の火の紋章の封印が解かれたのは
  つい最近のこと。
  そこまでは、ないでしょうが・・・・・・」
ディオス
 「本当なら、ことですからね。
  大事をとって、軍を半分のこしましょう。
  それでも、あの城を落とすには充分です。」

(開戦)

(普通に勝った場合)

アップル
 「みなさん、がんばってください。
  城門をかたく守って、中にいれないように!!
  時間をかせげば・・・・・」

ササライ
 「ずいぶんと粘るね。」
ディオス
 「ええ・・・やつら、
  いままでとは違って、手ごわいです・・・」

ゼクセン歩兵
 「あ、新たな、軍勢が見えます!!!!
  て・・・敵・・・・・・・」
シーザー
 「だいじょうぶだ、安心しろ。
  援軍さ!!!」
ムーア
 「われら、カマロ自由騎士連合は、
  グラスランドの地に住む者の一人として、
  炎の運び手に加勢させてもらう!!
  さぁ、皆のもの!!
  存分に戦おうぞ!!!!!!!!!!」
ハレック
 「うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
  炎の英雄に受けた恩を、今こそ返す時だ!!!!!
  うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
トーマス
 「えっと・・・・・ぼくたちも・・・・・」
セシル
 「ほら、トーマスさま、がんばって!」
セバスチャン
 「だ、だから、カンニングペーパーを作ると
  申し上げたのに・・・・・」
トーマス
 「だ、だいじょうぶ!
  ぼくたちは、ビュッデヒュッケ城から来ました!
  炎の英雄のよびかけに応え、
  ぼくたちもいっしょに戦います!!」
ピッコロ
 「ほっほっほっほっほっほ。」
ディオス
 「おいおいおい、なんですかこれは?
  援軍って・・・・どこにこんなに?」
ササライ
 「炎の英雄の名か・・・・・・」
ハルモニア兵
 「南からも別の部隊が近づいています!!」
ササライ
 「よし、ひとまず退却だ。
  そんなにあせることもないだろう。
  それに・・・クリスタルバレーに報告もある。」
アルベルト
 「シーザー!
  いるのだろう?これがお前の策か?」
シーザー
 「あぁそうさ、アルベルト。
  お前がハルモニアに力を貸すというのなら、
  おれはグラスランドに力を集めて
  おまえに対抗する。
  その策が、やっとここで実を結んだのさ。」
アルベルト
 「あいかわらず・・・・・甘いことを・・・・・
  そんなことをして、どうなる?
  おまえも祖父レオン・シルバーバーグの
  血を引く者ならわかるだろう。
  歴史は人の手で作り出していくものだと。
  ちがうか、我が弟よ。」
シーザー
 「うるさい!
  お前とは縁を切ったんだ!!
  世界はお前の思い通りにならないと
  証明してみせる!!!」
アルベルト
 「好きにするといいさ。」
軍曹
 「やった!!!
  敵が逃げていくぞ!!!!」
ルイス
 「勝った!!!勝ったんですね!!!!」
バズバ
 「あぁ、そうともさ!!!」
リリィ
 「あれ???
  なんか、軍勢がいたように見えたけど、
  どこ行っちゃったのかしら?」
リード
 「それよりも、お嬢様・・・・
  止めましょうよ・・・炎の英雄に一言文句なんて
  もういいでしょう?」
リリィ
 「何よ!
  ティントにもどったとたん、炎の英雄が
  現れるなんてふざけてるわよ!!
  ぜったい、文句言ってやるんだから!!!」
サムス
 「ふぅ・・・・・そのために・・・・
  ティントの軍をつれてくること
  ないだろうに・・・・
  兵士たちも・・・・いい迷惑だよ・・・」
リリィ
 「なに?
  何か言った??????」
サムス・リード
 「なんでもありませーーーーーーーん。」


(圧勝した場合)
ヒューゴ
 「やったぞ!!!!!!!!!」
軍曹
 「やった!!!
  敵が逃げていくぞ!!!!」
ルイス
 「勝った!!!勝ったんですね!!!!」
バズバ
 「あぁ、そうともさ!!!」
シーザー
 「ふん、おれがいるんだ。
  当たり前だろう?」
アルベルト
 「シーザー!!!
  おまえが、グラスランドに・・・・・・」
シーザー
 「あぁそうさ、アルベルト。
  お前がハルモニアに力を貸すというのなら、
  おれはグラスランドに力を集めて
  おまえに対抗する。」
アルベルト
 「あいかわらず・・・・・甘いことを・・・・・
  そんなことをして、どうなる?
  おまえも祖父レオン・シルバーバーグの
  血を引く者ならわかるだろう。
  歴史は人の手で作り出していくものだと。
  ちがうか、我が弟よ。」
シーザー
 「うるさい!
  お前とは縁を切ったんだ!!
  世界はお前の思い通りにならないと
  今、証明してみせただろう?」
アルベルト
 「くっ・・・・・・・・・・・」
ゼクセン兵士
 「あ、新たな、軍勢が見えます!!!!
  て・・・敵・・・・・・・」
シーザー
 「だいじょうぶだ、安心しろ。
  援軍だ。」
ムーア
 「われら、カマロ自由騎士連合・・・・・・」
ハレック
 「うおおおおおおおおお!!!!!!!!!
  炎の英雄に受けた恩を、今こそ返す時だ!!!!!
  うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
トーマス
 「えっと・・・・・あれ?あれ?
  終わっちゃってる?」
ピッコロ
 「ほっほっほっほっほっほっ。」
リリィ
 「あれ???
  なんか、軍勢がいたように見えたけど、
  どこ行っちゃったのかしら?」
リード
 「それよりも、お嬢様・・・・
  止めましょうよ・・・炎の英雄に一言文句なんて
  もういいでしょう?」
リリィ
 「何よ!
  ティントにもどったとたん、炎の英雄が
  現れるなんてふざけてるわよ!!
  ぜったい、文句言ってやるんだから!!!」
サムス
 「ふぅ・・・・・そのために・・・・
  ティントの軍をつれてくること
  ないだろうに・・・・
  兵士たちも・・・・いい迷惑だよ・・・」
リリィ
 「なに?
  何か言った??????」
サムス・リード
 「なんでもありませーーーーーーーん。」
リリィ
 「まぁ、いいわ。
  とちゅうで、であったハルモニアの補給隊から
  いいものも手に入ったしね。」


カラヤの戦士
 「お、”炎の英雄”の帰還だぞ!!」
リザードクランの戦士
 「この勝利の立役者だ!!
  あなたがいなければ、この勝利はなかったぞ!!}
カラヤの戦士
 「ヒューゴ!!!
  さすがは、われらの英雄だぞ!!」
ゼクセン騎士
 「われわれも、あんたとともに
  戦いましょう!!!」
軍曹
 「おいおい、ずいぶんと人気者だな。」
ムーア
 「苦しい勝利であったからな。
  喜びもひとしおであろう。」
ハレック
 「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
  われらの、炎の英雄にこの戦いの血を
  ささげるぞ!!!」
フーバー
 「キュイイイイイイイイイインンンンンン!!!」
軍曹
 「わわわ、大きな声だすなよ。」

リリィ
 「あら、ヒューゴ。
  ひさしぶりね。わたしのことおいていくなんて、
  良い度胸じゃないの。」
ヒューゴ
 「え・・・・あ、リリィさん、ごめんなさい。」
リード
 「お嬢さん、何言ってるんですか。
  商隊が来てないからって
  勝手にティントに戻ったのは
  こっちじゃないですか・・・・・」
リリィ
 「うるさいわねぇ・・・・・
  そんなことより、炎の英雄が
  姿を現したって聞いたわよ。
  どこ?どこにいるの???」
ヒューゴ
 「あ・・・・それは・・・・・・・・・・」
リリィ
 「ん???」
 「えええええーーーーーーーーーーーーーー
  あんたが、炎の英雄だったの?????
  どうして、
  だまっているのよぉーーーーーーーーー」
 「なるほどねぇ。
  そういうことなのね。」
軍曹
 「ふぅ・・・・・・
  やっと、わかってくれたか・・・・・」
リリィ
 「いいわ。
  なら、わたしも力を貸してあげるわ。
  ハルモニアにグラスランドを
  とられちゃうのは、シャクだからね。」
リード
 「お嬢さん・・・・また・・・勝手に・・・・・」
リリィ
 「じゃあ、今日からわたしも炎の運び手の一員よ。
  そうねぇ、副リーダーくらいでいいわ。」
サムス
 「ふぅ・・・・・・苦労しそうだな、ヒューゴ。」



◇ブラス城、サロン◇


デュパ
 「英雄どのの帰還ですな。」
ルシア
 「デュパ。」
デュパ
 「皮肉ではない。
  われわれの力を合わせなければならないこと。
  そして、それをまとめることができるのが
  継承者たる彼の力だということも
  よくわかった。」
サロメ
 「それでは、事態が収まるまでの休戦と
  協力態勢を作ることに異論はありませんな。」
ルシア
 「カラヤクランは、”炎の運び手”に参加しよう。
  過去の遺恨は、今はしばし忘れることにする。」
デュパ
 「リザードクランも同じだ。
  戦いこそ、われらが生である。」
ダック村長
 「われわれダッククランは、
  かつて炎の英雄の呼びかけに応えて
  最初に立ったクランである。
  その名誉をかげらせるわけにはいかん。」
ムーア
 「カマロ自由騎士連合を代表して、
  炎の運び手に参加を表明しよう。」
ハレック
 「われらも、かつての恩にむくいるために。」
トーマス
 「あ、えっと・・ぼくらも力をかします。
  がんばりますので、よろしくお願いします。」
リリィ
 「わかってるわよぉ。
  力を貸しましょう。
  ここいら辺一帯がハルモニア領になったら
  うちらにとっても困ったことになるからね。」
サロメ
 「それでは、ヒューゴさま。
  われわれは、炎の運び手のリーダーである
  あなたに従うことを誓いましょう。」
ヒューゴ
 「炎の英雄の名に負けないために、
  この戦いに終わりを告げるために、
  ともに戦いましょう。」
デュパ
 「ふむ、立派な演説だ。」
クリス
 「それで、これからのことだが
  炎の運び手の本拠をどこに置くか
  という問題がある。
  ここ、ブラス城ではゼクセンは守れるが
  グラスランドには目が届かない。」
デュパ
 「わが大空洞では、いろいろ不都合が
  あるであろう?
  人間には不便らしいからな。」
ダック村長
 「わがダッククランの村をお貸ししましょうか?
  半分くらいが船の上でよければ・・・・」
トーマス
 「あ・・・あの・・・・・・ぼくたちのお城を
  使ってはいかがですか?
  古びてはいますが、広さはあるし
  場所もグラスランドとゼクセンの
  間になりますし・・・」
サロメ
 「くわしい話をお聞かせいただけますか?」
トーマス
 「は・・・はい・・・・・・・・」

ルシア
 「たしかに手ごろだな。
  ここで、いいだろう。」
デュパ
 「世話になることになる、トーマスどの。」
トーマス
 「は、はい・・・・・
  でも、みんなおどろくだろうなぁ・・・・」

軍曹
 「それじゃあ、そろそろおれたちも
  ビュッデヒュッケ城に向かうことにしようぜ。」
アップル
 「他にいっしょに行くメンバーを選んで、
  ヒューゴ。
  炎の運び手のリーダーになった今なら、
  誰でもいっしょについてきてくれると思うわ。」
シーザー
 「じゃ、おれたちも後から行くよ。
  途中で道草くうなよ。」
ヒューゴ
 「わかってるよ、それぐらい。」




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