ヒューゴ語録


第5章
 :ルビークピンチ
 :変な国、ゼクセン
 :ブラス城もピンチ
 :ルックの目的
 :「なっちゃったけどね」byディオス


◇ビュッデヒュッケ城◇



セバスチャン
 「お帰りなさいませ。
  おつかれになったでしょう。」
 「すぐにお休みになられますか?」
ヒューゴ
 「疲れたな。」{1}
 「いや、まだいい。」{2}


{2}
ヒューゴ
 「いや、まだいい。」 (首を振る)

セバスチャン
 「そうですか。」

{1}
ヒューゴ
 「疲れたな。」
セバスチャン
 「ではでは、すぐにお休みください。
  湯も用意させますから。」



ヒューゴ
 「どうしたんだ?」
セシル
 「あ、ヒューゴさま。
  こ、この人、ここにたどりついたとたんに
  力つきちゃったみたいで・・・」
フランツ
 「こ・・・ここに・・・・・・
  炎の運び手が・・・・
  炎の英雄がいると聞いてここまできた・・・
  た、たのむ・・・
  彼に・・・会わせてくれ・・・・・」
ヒューゴ
 「炎の英雄に?」
セシル
 「だ、だいじょうぶですか?」
ヒューゴ
 「とにかく、中に運ぼう。」


セバスチャン
 「ど、ど、ど、どうしたんですか?」
ヒューゴ
 「ここに用があってきたんだけど、
  力つきてしまったようなんだ。
  どこかで休ませて、それから話を聞こうと思う。」
トーマス
 「そ、そうですね。
  じゃあ、こちらへどうぞ。」



◇大会議室◇


ルシア
 「その青年ののってきたのが
  巨大な虫だったというが・・・・・」
ゲド
 「ルビークの虫使いだ。
  かつてはグラスランドの住人だったが
  今は、ハルモニア領の村だ。」
クリス
 「そんなところから、ここまでやってくるとは
  ハルモニアで何かあったということか・・・・」
アップル
 「今のところ、情報が入ってきていないけど
  妙な噂があるわね。」
ヒューゴ
 「妙な噂?」
サロメ
 「えぇ・・・・ハルモニアの神官将が一人
  姿を見せなくなったと・・・・」
シーザー
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ルシア
 「彼が、そうなのか?」
セシル
 「はい。
  ルビークの村から来たフランツさんだそうです。
  ヒューゴさまに・・・・」
フランツ
 「おれは、ルビークの虫兵頭のフランツです。
  炎の英雄が再び現れたときいてここまできました。
  ぜひ、面会をお願いします。」
ヒューゴ
 「おれが、炎の英雄から紋章を受け継いだ者。
  カラヤクランのヒューゴだ。」
フランツ
 「あ、あなたが・・・・・・・・
  確か・・・・チシャの村で・・・・・・・」
 「恥を忍んで、お願いする。
  おれの・・・おれたちの村を救ってください。」
アップル
 「何があったのですか?」
フランツ
 「わがルビークは、ハルモニア軍のため
  力をつくしてきました。
  それは、全て・・・
  村の人たちに自由をとりもどすためです。
  ルビークは、ハルモニアでは三等市民として
  重税をかけられ、村から自由に出ることも、
  村人同士が勝手に結婚することも
  許されていません。
  おれは、ルビークの村の功績が認められれば
  二等市民になれるという言葉を信じ
  戦いましたが・・・」
シーザー
 「裏切られたということか?」
フランツ 
 「はい。」
シーザー
 「与えられた自由など、飴玉に決まっている。
  事情が変われば、踏みにじられるさ。」
フランツ
 「たしかに・・・・ハルモニア軍は
  突如、われわれルビークの民が
  密かに炎の運び手に味方していたとして
  村人たちを、人質としてクリスタルバレーに
  連行すると・・・」
アップル
 「バカな・・・・
  住民を人質として連行なんて・・・・・・
  50年前と同じことをしてみせるつもりなの?」
フランツ
 「お願いします。
  力をお貸しください。
  これ以上、村の人に・・・
  イクを辛い目にあわせるわけに・・・」
サロメ
 「そうは申されても、せっかく態勢が整ってきた
  連合軍をうかつに動かすわけには、いきません。」
ルシア
 「だが、ここでルビークを見捨てたとなると
  グラスランドの諸氏族の信頼を失いかねないな。
  今はどうあれ、かつては仲間であったのだから。」
シーザー
 「それが、向こうの狙いか。
  結束がとれていない連合軍への揺さぶりだろう。
  そのために軍を動かすとなれば
  それこそ、思うつぼだな。」
ゲド
 「では、おれが行こう。」
アップル
 「待ってください。
  不用意に軍を動かすことは
  できないと・・・」
ゲド
 「行くのは、おれと手勢だけでいい。
  そういうのは慣れているからな。
  それに、おれはかつての
  炎の英雄の片腕だった男だ。
  そして、この右手には真の紋章が宿っている。
  充分、メンツは立つはずだ。」
アップル
 「そんな、メンツの話を
  しているわけではありません。」
ゲド
 「かつての炎の英雄はその名前の
  意味をよく知っている男だった。
  英雄の名など幻想にすぎないが、
  それが必要なことなら、幻想を作ってみせる。
  そのためなら、危険を犯すこともな。」
アップル
 「しかし・・・・・・・・・」
シーザー
 「アップルさん。
  ここは、任せましょう。
  それがベストのようだ・・・残念ながら。
  軍師としては、限界を感じるな。」


*ゲド操作時、ヒューゴに話し掛けると*
→「ルビークを頼みます、ゲドさん。」



ルシア
 「そういうわけならば、しかたないだろうな。」
サロメ
 「それが、わがゼクセン連邦の泣き所です。
  評議会の意向を無視し続けるのはむずかしい。」
シーザー
 「しかし、できるかぎり早く
  このビュッデヒュッケ城に戻ってもらいたい。
  あなたがいなければ、騎士団を自由に
  動かすのはむずかしい。」
クリス
 「わかっている。
  評議会からの使者との面会と
  いくつかの書類仕事を済ませたら
  すぐに戻ってくる。」
ヒューゴ
 「使者をこの城に呼ぶことは
  できないのかい?」
クリス
 「自然な疑問だが、
  ゼクセンでは、それが通らないのさ。」
ヒューゴ
 「やっぱり、変わった国だな。」
クリス
 「わたしも、そう思うよ。」
ルシア
 「まぁ、留守の間の守りは
  任せておきな、クリス。」
クリス
 「信頼しているよ、ルシア。
  何度も痛い目に会わされたからね。」
ルシア
 「それは、お互いさまだ。」
サロメ
 「それでは、しばらくの間
  ブラス城に戻っていますが、
  何かありましたら
  伝令をお願いします。
  また、新しい情報がつかめましたら
  こちらからも伝令を出しましょう。」
シーザー
 「お願いする。」


*クリス操作時、ヒューゴに話し掛けると
→「・・・気をつけて。」



軍曹
 「よぉ、ヒューゴ。
  城の見まわりにでも行くか?
  ハルモニアの軍勢が、いつもどってくるか
  わからないからな。」
ヒューゴ
 「うんそうだな。
  ゲドさんや、クリスさんが城を留守にしている間は
  おれがしっかりしないとな。」
軍曹
 「いる時だって、しっかりしろよ。
  おまえは、このゼクセン、グラスランド連合軍
  炎の運び手のリーダーなんだからな。」
ヒューゴ
 「あぁ・・・まぁ、そうだけど。」


セシル
 「あ、ヒューゴさま。
  見まわりですか?」
ヒューゴ
 「うん。あと、この周りの村にも
  行ってみようかと思って。」
セシル
 「そうですね、近い村になると
  イクセの村になるかな。
  あんまり、遅くならないようにしてくださいね。
  一度は撤退したとはいえ、
  ハルモニア軍がいつもどってくるか
  わからないですからね。」
ヒューゴ
 「うん、そうだな。」


セシル
 「だ、だいじょうぶですか?」
ゼクセン騎士
 「だ・・だいじょうぶだ・・・・・・・・
  それよりも・・・報告を・・・・・・・・・・・」
ヒューゴ
 「どうした?」
セシル
 「ブラス城からの伝令みたいです。」
軍曹
 「よし、すぐにみんなに知らせよう。」
セシル
 「は、はい!」


ルシア
 「つまりは、ブラス城に突然
  ハルモニア軍がおそいかかって
  きたというわけだな。」
シーザー
 「それだけの部隊が、途中で気づかれることもなく
  ブラス城までたどりつくとは
  とても、思えないな。」
軍曹
 「また、あのまじない師のせいか。」
アップル
 「いえ、幻術だけでは
  人を惑わすことはできても、
  殺すことはできません。」
トーマス
 「どっちにしても、
  助けを必要としているということですね。」
ゼクセン騎士
 「はい、お願いします!」
シーザー
 「わかった、すぐにも
  軍を出そう。
  よろしいですねヒューゴどの?」
ヒューゴ
 「そうしてくれ、シーザー。」
セシル
 「ここからブラス城までですから、
  どのぐらいかかるんでしょうか?」
アップル
 「軍を集めて、編成を整えてから行軍ですから
  どんなに急いでも二日はかかる計算になります。」
トーマス
 「それじゃあ、手遅れってことには・・・」
シーザー
 「あの守りの堅いブラス城に
  クリスどの、それに
  軍師役のサロメどのもいるんだ、
  すぐに落城するとは思えないが・・・」
軍曹
 「なら、腕の立つ奴を集めて
  そいつらだけでも、
  先に出発するってのはどうだ?」
アップル
 「そうね、それならば
  すぐにも出発できますね。」
軍曹
 「よし、決まりだな。
  とっとと出発だな、ヒューゴ。」
ヒューゴ
 「あぁ。」
シーザー
 「ちょっと、待ってくれ。
  そんな危険な
  役割をヒューゴどのに・・・」
ヒューゴ
 「心配しなくてもいいよ、シーザー。
  おれは、もう一人前の戦士だ。
  自分の命は、自分で守れる。」
シーザー
 「あぁ、わかった。
  だが、気をつけてくれよ。」
ヒューゴ
 「わかっているさ。
  やつらに、この真の紋章をわたすわけには
  いかないんだろう。」
シーザー
 「ヒューゴ、
  そんなことを言ってるんじゃない!」
ヒューゴ
 「・・・・・わかってるさ。」 (頷く)
シーザー
 「わかった、だがおれもついていく。
  いいだろう。
  先に行って、戦況を見極めておきたい。」
ヒューゴ
 「あぁ。」
ルシア
 「うちの息子も、良い男になっただろう。」
デュパ
 「ふむ。
  うちに養子に出す気はないか?
  最高に鍛えてやるぞ。」
ルシア
 「ふふふふ。」
アップル
 「決まったようね、
  それじゃあメンバーを選んでちょうだい。」
 「じゃあ、すぐにも準備をしてちょうだい。」


ヒューゴ
 「じゃあ、行ってくる。」
シーザー
 「アップルさん。
  後は頼みます。」
アップル
 「えぇ、準備ができしだい
  すぐに、わたしたちもブラス城に向かいます。」
軍曹
 「なあに、来る前に全部終わらせておくさ。」
アップル
 「それだと、ありがたいわね。」
軍曹
 「はははははははは。」



◇ブラス城◇



軍曹
 「やってるみたいだぞ、ヒューゴ。」
ヒューゴ
 「あぁ、行こう軍曹。」


ロラン
 「ひるむな!!
  押し返すんだ!!!!!」
サロメ
 「ビュッデヒュッケ城からの援軍も
  すぐに到達する。
  ゼクセン騎士団の力を見せるときだぞ!!!!」
ヒューゴ
 「サロメさん!!!!!!!!」
軍曹
 「助太刀するぞ!!!!!!!!!!」
サロメ
 「これは、ヒューゴどの!」
ヒューゴ
 「おれたちだけは、急いでここまで来たが
  本隊は、後から来る。」
サロメ
 「かたじけない。
  どれほど、ありがたいことか。」
軍曹
 「ヒューゴ、来るぞ!!!」

(戦闘)

軍曹
 「ふぅ、次は?」
ヒューゴ
 「軍曹!来るよ!!!」

(戦闘)

軍曹
 「ふぅ・・・・ずいぶんと
  てこずるな。」
サロメ
 「何か・・・様子がおかしい。」
ロラン
 「奴ら・・・
  まるで、命がいらぬように見えます。」
サロメ
 「ええ・・・・少しづつおされていますし・・・」
ヒューゴ
 「また、来ます!!!!」

(戦闘)

ヒューゴ
 「くっ・・・・・きりがない!」
軍曹
 「どうなってんだぁ??
  倒しても、倒しても、ひるむどころか・・・」
ロラン
 「サロメどの、
  もう、後がありませんぞ!!」
サロメ
 「ここは・・篭城に・・・・・
  いえ、待ってください。
  あれは・・・・・」
ルック
 「久しぶりだ。
  預けておいた、真の紋章は
  大事にしていてくれたかい?」
ヒューゴ
 「おまえは!!!」
軍曹
 「魔法使いめ!!!
  何をしにきた!!!!!!!」
ルック
 「もちろん、真の紋章を譲り受けるためさ。
  ヒューゴ、きみには重すぎるよ
  その紋章も、英雄の名も。」
ヒューゴ
 「なんだと!!!!!
  誰が、渡すか!!!!!!!!!!!!」
ルック
 「そのわがままも、今日は通じない。」
シーザー
 「それは・・・・・・・・・」
ルック
 「真なる27の紋章を封じるための器さ。
  呪われた技術だ。
  そしてここには、ゲドから奪った紋章がある。」
ヒューゴ
 「なんだって!!」
ルック
 「そして、きみの持つ紋章も・・・・・」
(ヒューゴ、紋章を奪われ膝をつく)
軍曹
 「だいじょうぶか、ヒューゴ!」
ヒューゴ
 「あ・・あぁ・・・・・・・」
ルック
 「これで、真の五行の紋章がそろった。
  これで、ぼくの望みが達成される。」
 「ユーバー、あとはまかせたよ。
  ぼくは先に行っている。」
ユーバー
 「あぁ、好きにしな。
  おれの望みは、血と戦いと悲鳴だけだ。」
ヒューゴ
 「くっ・・・・待て・・・・・・・・・・・」 (立ち上がる)
 「なぜ・・・・こんなことをする!!!
  おれは、真の紋章がどんな力を
  秘めているのか知らないし
  その使い方も知らない!!!
  だが、そんなもののために
  これだけの戦いを引き起こしてまで、
  多くの人の命を犠牲にしてまで、
  何をしようっていうんだ!!!!!!!!」
ルック
 「ほんの気まぐれだけどね、
  教えてあげるよ・・・・・
  五行の紋章のうちの四つの力を集めて、
  残りの一つをくだく。
  それだけさ・・・・・・・・・・」
ヒューゴ
 「どういうことだ!!!!!!」
シーザー
 「神を殺す・・・・・・・そういうことだな。」
ルック
 「そうさ。
  さすがだね・・・・・・・・」
ヒューゴ
 「それで何が・・・・・・・・・・・・・」
シーザー
 「真なる27の紋章は、この世界を司る力の源だ。
  それは、この世界を統べる力だ。
  それを壊すことは・・・・運命に逆らうこと。
  神を殺すということ。
  だが、そんなことをすれば紋章の力の暴走は
  かつての炎の英雄の真なる火の紋章や、
  水の紋章の力の開放とは
  くらべモノにならないぐらいの規模になるぞ。」
ルック
 「グラスランドどころか、
  この大陸全てが消し飛ぶかもしれないね。
  あのハルモニアも含めて・・・・・・」
ヒューゴ
 「おれにはわからない。
  おまえがなんのために、そんなことをするのか!」
ルック
 「牢獄に捕らわれた囚人は
  誰でも自由を求めるものだろう?」
ヒューゴ
 「おれたちが、囚人だというのか?」
ルック
 「”剣”と”盾”の戦いから、
  この世界が生まれて1000年。
  人は同じことの繰り返しだ。
  真の紋章同士の相克に巻き込まれるように、
  魅入られるように
  戦乱を起こし続ける。
  そんなものをぼくは見てきたんだ。
  真なる風の紋章には、
  それ以上に多くの記憶が秘められていた。」
ヒューゴ
 「だから・・・・・・・・」
ルック
 「真の紋章に支配された・・・
  この世界の有り様は
  牢獄と変わらないと言っているのさ。」
ヒューゴ
 「おれは囚人なんかじゃない!
  自由に生き、自由に戦い、自由に死んでいく!!」
ルック
 「捕らわれた牢獄の床を歩き回るのが、
  繋がれたくびきの範囲で吠えるのが
  自由だというのなら、
  ぼくは一向に構わないよ。」
ヒューゴ
 「ま、待て!!!
  おれと勝負をつけろ!!!!!!!!!」
ルック
 「その願いはかなえられないよ。
  すでに儀式の準備は整った。
  4つの真の紋章はすでに
  器に収められ時を待っている。
  あとは、ぼくがその中心に入るだけさ・・・・
  この真の紋章と
  ぼく自身の魂をくだくために・・・・・」
ヒューゴ
 「待て!!!!!!!!!!」
ルック
 「さよなら、ヒューゴ。
  そんな目を、そんな想いを持った人に
  夢を託した頃もあったよ。
  なつかしいね・・・・・・・・・・・・・・」
ユーバー
 「さて、あとはおれが相手をしてやる。」
サロメ
 「この数でおされたら・・・・・・・
  ん?あれは・・・・・・・・・」
クリス
 「真の紋章をうばった、妖術使いよ!!
  紋章の力などは本当の力ではないことを、
  人が本当に得るべき力ではないことを
  知るがいい!!」
ユイリ
 「この平原に平穏を願う人々の魂にこたえるべく
  われらアルマ・キナンの戦士も
  この身を戦いへ投じよう。
  それが、精霊となりし
  われらの妹の願いでもある。」
ユミィ
 「構えて。
  幻の術などにとらわれることなく、
  精霊の声に耳を傾けるのよ。」
ユイリ
 「撃て!!!!」
ユーバー
 「後ろに敵軍だと!!
  この橋の上で、挟み撃ちになっては・・・
  セラ!!!!!」
セラ
 「くっ・・・・・・・・
  すでに力を使いすぎています・・・・・・・
  これ以上は・・・・・・・・」
軍曹
 「あ!!!あれ!あれ!!!!!!」
サロメ
 「これは・・・・・・・・」
シーザー
 「張り子の軍団というわけか。
  あの魔術師の生み出した、忌々しい幻影に
  だまされていたんだ。
  またしてもね。」
ユーバー
 「おのれぇぇ!!!!!!!!!!!」
セラ
 「・・・・・・ユーバー・・・・・
  これ以上は、魔獣たちのコントロールも・・・・・
  力が・・・・・・・・・」
ユーバー
 「もう少しのところで!!!!!!!!!」
軍曹
 「ふぅ・・・・・・・・・やれやれだな・・・・」



ユイリ
 「あなたが、炎の英雄の名を継ぐ者。
  ヒューゴどのですね。
  アルマ・キナンの戦士、ユイリ。
  はじめて、お目にかかります。」
ヒューゴ
 「は、はい。」
ユイリ
 「かつての英雄との盟約により
  あなたに、力ぞえいたします。」
ヒューゴ
 「あ、ありがとうございます。
  でも、どうしてクリスさんといっしょに?」
クリス
 「さきほどの幻術に、わたしもひっかかってね。
  アルマ・キナンの村へ向かっている途中で
  待ち伏せにあって・・・・
  真の紋章を奪われてしまった。
  だが、ありがたいことに
  アルマ・キナンの戦士に出会い、
  そこでブラス城への軍の侵攻を聞いて
  急遽、アルマ・キナンの村の協力を
  あおいで戻ってきたのさ。」
軍曹
 「しかし、あの化け物はなんだったんだい?」
ユイリ
 「おそらくは・・・強力な召還の魔法。
  あれだけ、長い間この世界に留めておける魔法は
  相当の秘儀を要するはず。」
サロメ
 「その召還した魔獣に目くらましの術を
  重ねたわけですね。」
シーザー
 「これで、戦力も増えたし、
  ビュッデヒュッケ城からの
  援軍もすぐそこまで来ている。
  ここは、一気に攻勢に出て
  あの魔法使いの後を追った方がいいな。」
クリス
 「どちらにしても、
  あんな魔獣をわがブラス城のまわりで
  ウロウロさせておくわけにはいかない。」
シーザー
 「よろしいですね、
  ヒューゴどの。」
ヒューゴ
 (選択肢)
 「あぁ。」
 「部隊編成を・・・・」
 「ちょっと、待って」



◇ブラス城前、集団戦闘◇



シーザー
 「ビュッデヒュッケ城からの援軍も
  すぐにやってくる。
  一気に敵を蹴散らすぞ!!」
クリス
 「ゼクセン騎士団の名にかけて、
  炎の運び手の名にかけて!!!」
ユーバー
 「クズどもが・・・
  調子にのって・・・・・・・・・」

アップル
 「シーザー、だいじょうぶだった?」
シーザー
 「おそいぜ、アップルさん。」
アップル
 「ごめんなさい、
  途中で手間取ってしまって。」

ユーバー
 「くそっ・・・・ルックのやつがいないと・・・
  魔獣の補充がきかん。」
エース
 「それには、おれたちも
  泣かされたからな。
  今度は、敵討ちだな。」
ゲド
 「大将を狙うぞ。」
クイーン
 「オーケィ。」

アップル
 「あ、あれは・・・・・・・・・」
トーマス
 「どうしました、アップルさん。」
アップル
 「あそこ、ハルモニアの部隊が!!!」
シーザー
 「くそっ、また幻術か!!!!」
ユイリ
 「そんな気配は感じないが・・・・」
軍曹
 「どっちにしても、敵だろ!!!」

ササライ
 「待ってください。
  わたしは、ハルモニア神聖国の神官将ササライ。
  ゆえあって、炎の運び手の加勢に参りました。」
ディオス
 「そういうこと。
  急ぎだったので、
  本当に手勢になっちゃったけどね。」
サロメ
 「いったい、どういうことですか?」
ササライ
 「くわしい説明は後でしますが、
  ルックは、ハルモニア神聖国と
  神官長ヒクサクさまの信頼を裏切ったのです。」
セシル
 「とにかく、味方ってことですね。」
ササライ
 「えぇ。
  そうなります。」

ユーバー
 「くっ・・・・・・・・・・・・
  これまでか・・・・だが、
  真の紋章がそろった・・・これから、
  面白いショーが見られるわけだな・・・」
ヒューゴ
 「やったぞ!!!!」
クリス
 「なんとか、なりましたね。」
エース
 「おれたちも、間にあってよかったですね。
  危うく、見せ場なしになるとこでしたよ。」
ジョーカー
 「まったく、おまえという奴は・・・」
アップル
 「それでは、このまま軍を
  ビュッデヒュッケ城にもどします。
  いいですね、ヒューゴどの。」
ヒューゴ
 「えぇ、お願いします。」
シーザー
 「おれたちも、いっしょに戻ろう。
  ササライどのも、ごいっしょにどうぞ。
  話もお聞きしたい。」
ササライ
 「もちろん。
  そのために、来ました。」
ディオス
 「それに、ちょっとした
  祝いの品も持ってきました。
  ヒューゴどの。」(※圧勝時)



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